今シーズンから始まったフォーミュラリージョナルは12日、全シリーズをオートポリスで終了した。全レース終了後にシリーズチャンピオンを獲得した阪口晴南に聞いた。
今シーズンを振り返って
「序盤はクルマも速くて経験のアドバンテージもあったので後ろも引き離せたし、いいレースができました。後半は失速気味で追われる立場になりました。ぼくとしてはぶっちぎりのレースをしたかったんですが、そうならなかったので悔しいです。今回も予選は負けたので悔しかったですね。周りからは『楽勝でしょ』と言われますが、やってる本人はつらいレースでした。その中で、負けられないというプレッシャーを力に変えられたんではないかと思います。最終戦もトラブルなく全レースチェッカーを受けられたのでいいシーズンでした。チームに感謝しています。課題はあり、克服できたのもできないのもありました。古谷選手も1年をとおしてすごく成長してきましたが、決勝に関してはぼくの方が経験もあって、負けたくない気持ちももってるので、退けることができました」
初めてのシリーズチャンピオン
「4輪に上がって始めてのシリーズチャンピオンです。FIA-F4にデビューしたのがSUTEKINA RACINGなので感慨深いものがあります。チームもアットホームで、昔から知ってる人たちなので、レースウィーク通して楽しかったです」
FIA-FRについて
「FIA-F4のグリップが上がってパワーがあるレースです。SFライツはエンジン競争もありますが、こちらはイコールなので、若手にとってはいいシリーズだと思います。ぼくも若手なのでステップアップしてリージョナルがいい選手権だと証明したと思います」
来シーズンについて
「来年のことはもう年末なのに何も決まっていません。来週はまだSFライツがあるので、リージョナルのチャンピオンとして3連勝できるように頑張ります」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI