FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第14戦オートポリス決勝 阪口晴南が11勝目、有終の美を飾る 注目の本山哲は3位浮上も痛恨のコースアウト

 フォーミュラリージョナル日本選手権は大分県のオートポリスで第14戦の決勝を行い、予選2位からスタートした阪口晴南(Sutekina #3)が17周29分25秒667で優勝した。坂口はここまで出場した11戦すべてで優勝、有終の美を飾った。

決勝レースがスタートした 優勝は阪口晴南(Sutekina #3) 決勝2位は古谷悠河(TOM\'S YOUTH) 決勝3位は金丸ユウ(Sutekina #5) 優勝した阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 表彰式

 最終第14戦は午後3時20分にフォーメーションラップが始まった。太陽も顔を出しいくぶん暖かくなってきた。

 スタートでは第13戦に続いてまたしてもポールポジションの古谷悠河(TOM'S YOUTH)が出遅れる。トップに立ったのは予選2位の阪口晴南(Sutekina #3)で、3位には金丸ユウ(Sutekina #5)が付ける。

 阪口は1周目に2位の金丸を3秒5離して早くも独走状態に持ち込む。この序盤の差がこのレースの趨勢を決めることとなる。

 3位の古谷は3周目の1コーナーで金丸を捉え2位に浮上。ここからトップの阪口を追う。

 「絶対に来ると思っていた」という阪口に10周目あたりから古谷が急接近。13周目には1秒を切るもここから「タイヤをセーブしていた」という阪口が最後の力を振り絞りプッシュ。古谷も追撃はならず、阪口が逃げ切り優勝した。阪口はスーパーGTとのバッティングで欠場した以外、すべてのレースで優勝。シーズンを圧倒してチャンピオン獲得に華を添えた。

 一方、3位に落ちた金丸には、自身2戦目で往年の勘を取り戻しつつある4位の本山哲(Team Goh #55)が徐々に迫ってきた。4周目にはテールトゥノーズとなり、ここから2人の争いが始まる。決め手がなく膠着状態だったが10周目に入ったストレートで金丸のスリップに入った本山が満を持して1コーナーで金丸をパス、3位に浮上した。

 さらに本山は金丸との差を広げ始めるが、「もっと行けると思った」というものの勢い余って12週目の第2ヘアピンでコースアウト。これで金丸は3位に復帰、このままの順位でレースを終えた。

 4位には池島実紅(Sutekina #8)が、再スタートを切った本山が5位で続いた。

 これで今シーズンのフォーミュラリージョナルはすべて終了。来季は6月26日の岡山国際サーキットで開幕、全13戦が予定されており、最終大会はF1日本グランプリのサポートレースとして鈴鹿サーキットで行われる予定だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroy1uki MINAMI
Yoshinori OHNISHI


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