TCR JAPAN SATURDAY

TCRJ-SAT:第3戦富士決勝 最後尾スタートの金丸ユウが驚異的な追い上げで総合優勝 ジェントルマンクラスは総合3位の前嶋秀司が優勝

 TCRジャパンサタデーシリーズ第3戦は13日、富士スピードウェイで決勝を行い、オーバーオールで金丸悠(Honda CIVIC TCR)が、ジェントルマンクラスで前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)が優勝した。

優勝した金丸悠(Honda CIVIC TCR)

決勝2位の松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)

決勝3位、ジェントルマンクラス優勝の前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)

ジェントルマンクラス決勝2位のヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)

ジェントルマンクラス決勝3位のユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR)

総合トップでゴールする金丸悠(Honda CIVIC TCR)

総合の表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

 正午過ぎから降り続いた雨がほぼ上がったが路面はウエットコンディションの中、午後4時20分、フォーメーションラップが始まった。

 スタートではポールポジションの篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)が出遅れ、トップ争いは数台でもつれながらの争いとなった。オープニングラップでトップで戻ってきたのは、5番グリッドからスタートした松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)。篠原は2位に落ち、3位にはマシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)、4位・ヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)、5位・密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)、6位・前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)と続く。

 松本はトップを維持するものの、篠原、ホーソンはペースが上がらず徐々に順位を落とすと、3周目の2位にはヒロボンが上がってきた。

 その後方では、最後尾スタートなった金丸悠(Honda CIVIC TCR)が驚異的な追い上げを演じる。3周目に7位に上がると、4周目には6位、5周目には5位、6周目には4位、7周目には2位とトップを走る松本を射程にとらえると、8周目の100Rでは松本をも抜き去りトップに躍り出た。

 金丸はこのまま2位以下を突き放しトップを快走。12周を走り最後尾からの優勝を果たした。

 2位の松本は、一時は3位のヒロボンに迫られる場面もあったが、ヒロボン以下の3位争いが混戦となったため逃げ切りに成功し2位でゴール。

 その3位争いは、ヒロボン、密山、前嶋での熾烈な争いとなったが、最終ラップでヒロボンをかわしたジェントルマンクラスの前嶋が3位に滑り込んだ。

 ジェントルマンクラスは、総合でも3位に入った前嶋が優勝。2位に同4位のヒロボン、3位には同7位のユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR)が入った。

 サンデーシリーズ第3戦は明日14日、午前11時55分より23分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース