SUPER GT

SGT:第1戦岡山ポールポジション会見 「高木さんがトップタイムを出しちゃったので僕はQ2ですごく緊張しました」(福住仁嶺)

ポールポジションを獲得した両クラスのドライバーたち

GT500クラスポールポジション #23MOTUL AUTECH GT-R

松田次生
GT500クラスポールポジションの松田次生(NISMO) 今回は公式練習から意外とフィーリングは悪くありませんでした。朝の占有の10分間でも僕がミスをしましたがタイム的にはトップが見える状況でした。予選Q1でもすごくいい状態でしたがトラフィックに引っかかってしまいました。それがなければ1分16秒台はいけそうな感覚があったので、ロニー選手がいつものようにスーパーラップをしてくれると思っていました。それでロニー選手にも「クルマとタイヤのフィーリングがすごく良いよ」と伝えましたし、ロニー選手もリラックスはしてなかったと思いますけど、しっかりタイムを出してくれたので、すごくいい予選だったと思います。
オフシーズンは4台のGT-Rで作業を分担してセットアップを進めてきました。
ロニー・クインタレッリ
GT500クラスポールポジションのロニー・クインタレッリ(NISMO) 次生は良いと言ってくれたけど、クルマはプッシュしないと良いタイムは出せないので。朝のフリー走行の途中でセットアップを変えたらクルマのフィーリングがすごく良くなりました。特に2セット目のニュータイヤを履いた時はここでの合同テストと比べてもスローコーナーでよく曲がってくれました。その流れでクルマのセットアップをいじらずに予選に行ったら、次生がQ1でまさかあんなにタイムアップするとは思いませんでしたね。午前中は1分18秒1で自分のドライビングが終わったので、そこからどうやって1秒上げられるんだろうと。アタック中はプッシュしか考えなくて、ミスはなかったけど小さいコーナーで思ったよりトラクションが良くなかったんですが、まあトップ3は間違いないだろうと思っていました。そうしたら中島エンジニアが無線でトップだと教えてくれてすごく嬉しかったです。去年の途中から一発の速さが全然なかったんですが、オフの合同テストでクルマの方向性が見えてきたので、車体もエンジンもタイヤも良くなってきたし、すごく力が上がりましたね。チームのみんなに感謝です。

GT300クラスポールポジション #55ARTA NSX GT3

高木真一
GT300クラスポールポジションの高木真一(ARTA) 嬉しいです。岡山はここ10年くらいあまり結果が良くなくて、表彰台に縁がなかったんですけど、今回ミッドシップカーのNSX GT3に変わって、コーナリングのボトムスピードが上がって岡山で走りやすいクルマに仕上がりました。3回のテストしかできなかったんですけど、その中で初めて扱うNSXをチームがすごく仕上げてきていただいたんです。セットを一番ソフト寄りにしたところ、走り始めから非常に良くて、安心して予選に行けました。練習では1分27秒台しか出ていなかったのに、予選ではポンと25秒台真ん中くらいが出たので、いい感じではあるなと。あとは若い仁嶺がスーパーラップを出してくれると信じていました。ここまでは亜久里さんの戦略が的中してきている感じです。
福住仁嶺
GT300クラスポールポジションの福住仁嶺(ARTA) GTというカテゴリーに初めて参戦しましたが、3回のテストの中で僕なりにクルマのことを勉強してきましたし、セットアップに関して高木さんとチームの方々がいろいろ細かい点を教えていただいたので、その中でうまくクルマを作っていけたなと思います。岡山に来てフリー走行でニュータイヤを履いた時はイマイチな感じで、ポールは見えないかと思っていたんですけど、いざ高木さんがQ1を走った時にはいいタイムがでて、僕もその流れで自信を持っていけました。でも高木さんがトップタイムを出しちゃったので僕はQ2ですごく緊張しました。その緊張した中でもうまく乗れたのは良かったと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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