午前9時、富士スピードウェイは快晴。霊峰富士が美しい姿を見せている。レース開始から18時間が経過して、トラブルを抱えているマシンはあるものの、ほとんどが走り続けている。
この時間に順位変動があったのはST-TCRクラス。15時間を経過して間もなく、トップを快走していた#97Modulo CIVIC TCRの左フロントタイヤが外れるというアクシデントが発生。修理をして再びコースに送り出すのに1時間以上を要し、大きくポジションを落としてしまった。
これで#75m-1 CARFACTORY RS3 LMSがトップに立ち、2位は#65L&JR Mars Audi RS3 LMSと、アウディのワンツー態勢が整ったが、それも長くは続かず、17時間半を経過したところで、#65アウディRS3が、300Rでクラッシュ。足回りにダメージを負って動けず、車両撤去のためにフルコースイエロー(FCY)となった。
このFCYは、義務となっているメンテナンスタイム(20時間経過までに8分×2回)を消化していないチームにとっては絶好のタイミングとなった。
総合を争うST-Xクラスでは、#99Y's distraction GTNET GT-Rがクラッシュで左フロント部を痛めるが、メンテナンスタイムを使って修復。2周をロスしたが、アウディ2台とGT-Rの三つ巴の戦いが続いている。
ST-3クラスは、#68埼玉トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX、#62DENSO Le Beausset RC350、#38muta Racing ADVICS IS 350 TWSの3台による争いが継続中。
ST-2クラスは、#6新菱オート☆DIXCELエボⅩが独走態勢。#17DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-Dを6ラップ引き離している。
ST-5クラスは、#88村上モータースMAZDAロードスターを#37DXLワコーズNOPROデミオSKY-Dが1周遅れで追っている。
Text:Shigeru KITAMICHI