岡山国際サーキット、夏の風物詩「サマーフェスティバル」でJAF F4西日本シリーズが開催された。出走台数5台(Hクラス1台)となり、もう少しエントリーを増やしたいところだが、レースは相反して熱いものとなった。
ベテラン・#77久保宣夫が、1分32秒122でポールポジションをゲットする。スカラシップで初のJAF F4マシンを操る #70岡本大地が0.285差で続き、唯一のHクラス #7山岸洋之、#33中島功、#8米谷浩の順となった。
14時半、日差しは一向に強いまま各車グリッドに整列する。フロントロウの #70岡本は、コースインまでに最終準備が整わず、ピットスタートからとなってしまった。
14時42分、決勝が始まり15周回による戦いの火蓋が切られた。好スタート発進の #77久保は周回毎に約1秒のマージンを築きながら早々に独走状態へ。一方、最後尾から追い上げを図る #70岡本は、中盤で2番手まで浮上しトップの #77久保を追いかける。
だが、その時点で両者の差は11秒6。終盤まで #77久保は #70岡本に10秒以上のリードを付け、そのままポールトゥウインで勝利した。2位に #70岡本、#7山岸が3位表彰台をゲットしている。
- 優勝 #77 久保宣夫 オートセレクトジャパン☆MYST☆制動屋
- 「2番手の岡本君がピットスタートだったので、その分気持ち的に楽になりました。でも、相手は若いし油断は出来ないと思い、マージンを築いておきました。本当の勝負は明日でしょうね。多分、ガチンコバトルになると思いますよ(笑)」
- 2位 #70 岡本大地 サマーフェスJSSスカラシップ
- 「特にマシンに問題はなかったんですが、ピットスタートになったので追い上げることに集中しました。久保さんのマシンは見えたのですが、さすがにちょっと厳しかったですね。明日はスタートを決めて勝負したいと思っています」
Photo: Koji IKEDA