SUPER GT

SGT:第2戦富士 GAINER TANAX AMG GT3、悔しい2位。2015年最終戦ぶりの表彰台獲得! (GAINER)

  • #11 GAINER TANAX AMG GT3
  • Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
  • 予選:3位 決勝:2位
  • 入場者数/予選日:34,100人・決勝日:58,000人

5月3日(水曜日)

  • 公式練習 9:00~10:35 天候:晴/コース状況:ドライ Pos.7
  • ノックアウト予選 1回目 14:40~14:55 天候:曇/コース状況:ドライ Pos.1
  • ノックアウト予選 2回目 15:25~15:37 天候:曇/コース状況:ドライ Pos.3

 ゴールデンウィークに毎年開催される第2戦富士500kmレース。シリーズ戦の中で、2番目に長い距離を走行する。前回開幕戦では、例年にないポジションでのフィニッシュとなり、チャンピオン争いを生き残るためには、ポイント獲得は必須になる。天気も崩れる予報もなく、すがすがしい小春日和中、92.100人の来場者を集めて開催された。

 公式練習の走り出しはBjorn Wirdheimから。マシンバランスは悪く、非常にオーバーステアがきついようで、リアウイング、リアの足回りを調整しながら、セットを進めていく。

 程なくして平中克幸と交代。バランスの確認をして、再びWirdheimと交代。300クラス専有時間に入る約15分位前に、№360GT-Rがストレートエンドでバースト、クラッシュし赤旗中断となる。

 混走時間帯に行いたかった事項もあったものの、残りは専有時間10分間の走行のみになり、平中が乗り込み、最終確認を行いこのセッションは終了した。

 朝の快晴から比べると、雲も多くなり気温も下がり始める。予選のQ1担当するのは平中。公式練習では思うようにセットが進まなかったが、Q2に進めるべくアタックを開始する。予選開始から2分ほど待機してからコースへ。計測2周目に1分35秒864でこのセッション唯一の35秒台を計測しトップに。そのままトップでWirdheimにQ2を託す。

 Wirdheimは予選開始と共にコースへ。アタックに入る。計測4周目に1分36秒056を計測し、暫定4番手。トップは同じAMGのNo.4で、1分35秒824。これ以上のタイムアップは無いと判断しピットへ。その後、No.33 Porscheの四輪脱輪により、ベストタイム抹消となり、明日の決勝は3番手のグリッドからスタートすることになった。

平中 克幸ドライバーコメント
 久々に良いフィーリングで予選を走ることが出来て、Q1ではトップを取ることも出来ました。車の調子もタイヤとのバランスも非常に良かったので、この調子で、明日の決勝もしっかりと上位を争いつつ、最終的には優勝も狙えるんじゃないかと思っています。頑張ります。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 予選は3番手でした。明日のレースは長丁場なので、大きなポイントを取れるチャンスだと思っています。朝のマシンバランスは余り良くなかったけど、予選になったら、車とDUNLOPタイヤのパフォーマンスも素晴らしく、3番手のポジションは表彰台に乗るには非常にいいポジションだと思います。KatsuのQ1は素晴らしかった。明日は3番手から優勝を狙います。

5月4日(木曜日)

  • 決勝RACE 14:15~ 天候:晴/コース状況:ドライ Pos.24

 昨日のQ2の気温19度、路面温度29度と同じ状況下でのスタートとなった。ただ、日差しは昨日より降り注いでいる。静岡県警察本部の白バイ9台とパトロールカー5台のパレードラップから始まり、1周のフォーメーションラップの後に500kmのスタートが切られた。

 1コーナーへは予選のそのままの順位で通過。DUNLOPコーナーで、2番手を走るMp.9 Porcheを捉え、2番手に浮上。もともとロングのデータが乏しい状況下で、とりあえずは最低周回数をクリアする事を前提に、Wirdheimはペースをコントロールする。

 トップを走るNo.4 AMGとは1秒から2秒以内の差を保ちつつ、後方を走るNo.9とNo.51 RCFのペースともほぼ変わらない。2周目に0.2秒差だったが、2台がバトルしていたこともあり、その後は7秒近くのビハインドを保ちながら2番手を走行。31周目にピットに入ることになり、Wirdheimが27周目辺りからペースを上げる。No.4との差は一気に詰まり、テールツーノーズの状態に。ここでバトルを嫌ったNo.4がルーティーンのピットを29周目に行い、ここでWirdheimはトップに立つ。

 その後31周目にWirdheimはピットへ。給油と4輪のタイヤ交換をそつなく行い、平中をコースへ送り出す。平中のペースも悪くはなかったが、40周を周回する予定だったため、ベストタイムの更新続けるNo.4のペースにはついて行くことはせず、39秒台のペースを維持する。46周目に全車が1回目のピットを終え、トップはNo.4で差は11秒、3番手はNo.51でこちらも11秒差で周回。平中も安定したペースで周回を続ける。

 60周目の300Rで、No.4の左フロントタイヤがバースト。平中はこの時点で再びトップに浮上する。

 70周目に再びWirdheimと交代するためにピットへ。給油、タイヤの4輪交換を行いコースへ。80周目にNo.51が最後のピット作業を行い、コースへ。この時点でWirdheimとは、約7秒前方でコースに復帰。

 1周毎に少しずつ差を詰め、85周目には0.5秒差まで詰め寄るも、そこからは反対に徐々にペースを上げられ、差が開いていく。気温も、路面温度もスタート時点よりも若干上がり、ペースを上げることが叶わず、そのまま2番手でチェッカーを受けた。11号車にとっては、2015年最終戦以来の表彰台となった。

平中 克幸ドライバーコメント
 決勝は悔しい気持ちが一番ですけど、ただ何戦ぶりかなって位の表彰台だったのと、尚かつ優勝を争えたことは、AMGになってから初めての事でした。凄くポジティブな部分もあったレースだったのですが、そればかりではなく、かなり大変なレースだったので、そういったところをもう少し、良い方向に持っていくことが出来れば、絶えずトップ争いが出来るとわかったレースだったので、もう少し楽にレースをさせて欲しいなとは思いました。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 今日は11号車にとって良いレースだった。セカンドポジションでポイントを獲得できて、良かった。優勝できるチャンスもあったが、今Team、Driverが出来る最大の事をした2位だと思っています。レクサスGT3は速く、強かった。近づいたときもあったが、タイヤのマネージメントでそれ以上は無理だった。Katsuも良い仕事をしてくれた。こんなタフなレースで、ピット作業もパーフェクトだった。
田中 哲也総監督コメント
 本当に久しぶりに優勝を狙えるレースをしました。残念ながらポールを取ることも、優勝することも出来ませんでしたが、昨年にAMG GT3になってからは初めての表彰台だったので、その部分は非常に評価出来ると思います。ライバルチームもポイントを取り損ねている部分もあるので、今後はチャンピオン争いにも加われると思うので、応援よろしくおねがいします。

GAINER


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