スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスグループ1決勝 エンドレスそろい踏み。YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝組が大逆転で優勝を飾る

 スーパー耐久シリーズ第6戦は11月20日、震災から復興したオートポリスでグループ1(ST-X,ST-1,ST-2,ST-3クラス)の決勝を行いST-XクラスのYUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝組(#3 ENDLESS ADVAN GT-R)がラスト6分あまりでの大逆転劇で優勝を飾った。

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 グループ1は昨日悪天候による予選キャンセルによりスタート進行前に10分間のフリー走行が設けられ、各チーム僅かな時間で精力的にセットアップの確認を行う。そしてスターティンググリッドは規定により第5戦までのシリーズランキング順となり、ポールシッターは内田雄大/藤井誠暢/平峰一貴組のスリーボンド日産自動車大学校GT-R。

 午後1時30分にローリングラップが始まり、ポールシッターの藤井誠暢(#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が牽制なのかゆっくりとしたペースで1周回ってスタート。

 その後藤井は後続をグイグイ引き離し盤石の体制かと思えたが、一度は離されかけた山内英輝(ENDLESS ADVAN GT-R)がその差を詰め一時はテールツーノーズまで接近する。しかしトップは明け渡さず藤井は内田にバトンを渡すがこのピットインの際にENDLESS ADVAN GT-Rの逆転を許してしまう。

 その後スリーボンド日産自動車大学校GT-RとENDLESS ADVAN GT-Rの一騎打ちの様相となり、終盤は平峰がドライブするスリーボンド日産自動車大学校GT-Rがトップで走行するが背後から峰尾のENDLESS ADVAN GT-Rがジワジワと詰め寄り、ラスト10分を切ったあたりでその差を8秒、7秒と終盤の激戦を予想させる・・・

 しかしラスト6分あまりでなんと平峰が緊急ピットイン。スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは僅かにガソリンが足りずスプラッシュアンドゴー。この間に峰尾がトップを奪いそのままENDLESS ADVAN GT-Rが今季2勝目を飾った。2位にはスリーボンド日産自動車大学校GT-R、3位には白井剛/星野一樹/藤浪清斗組(#5 Mach MAKERS GTNET GT-R)が入った。

 ST-1クラスは、星野敏/荒聖治組(#777 D’station Porsche 991)に木村武史/野間一/林裕介組(#108 CAR GUY ランボルギーニ ウラカン スーパートロフェオ)が勝負を挑むものの、性能差を考慮したピットストップハンデがウラカンに与えられその重さに抗えず星野敏/荒聖治組が5勝目を飾った。

 ST-2クラスは、カルロス本田/佐藤勝博/下山久寿男組(#7 怪力技巧☆新菱オートDIXCELエボⅨ)が初優勝。2位は大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)が入り、ST-2クラスは5台中この2台のみが完走というサバイバルレースとなった。

 ST-3クラスは堀田誠/阪口良平組(#38 MUTA Racing TWS IS 350)がチャンピオンの貫禄を見せ優勝。2位には長島正明/田中徹/田中哲也組(#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34)が入り、3位には嵯峨宏紀/中山雄一/久保凛太郎組(#62 DENSO Le Beausset RC350)入った。

 復興かなったオートポリスの第6戦をもって今シーズンのスーパー耐久全日程を終了した。

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Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA


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