F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7,8戦鈴鹿 坪井翔が2連勝! 三笠雄一は22位と18位 (DRP)

FIA-F4第7・8戦DRPレースレポート

  • 鈴鹿サーキット(三重県)
  • 8月29日(土)予選・第7戦決勝レース くもり
  • 8月30日(日)第8戦決勝レース 雨

☆参戦ドライバー

  • ゼッケン:36
  • ドライバー:坪井翔
  • マシン:FTRSスカラシップF4
  • エントラント:TOM’S SPIRIT
  • ゼッケン:51
  • ドライバー:三笠雄一
  • マシン:B-MAX RACING F110
  • エントラント:B-max

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☆8月29日(土)11:50~ 公式予選

 今大会は夏の耐久レースの歴史を受け継ぐ鈴鹿1000kmのサポートレースなので、今までのタイムスケジュールとは少し変則進行となる。前々日からの練習走行で好調な坪井選手は、序盤から精力的にタイムアタックを敢行し5周目に全体ベストタイムを記録。その後、渋滞を回避し再度アタックを試みるがクリアラップが取れず10分以上残してピットイン。三笠選手は途中ピットインしながらも予選時間いっぱいを走行に充てるが、練習走行からの不調解決が見られずタイムが伸びない。第5戦は坪井選手がポールポジション、三笠選手21番手スタート。第6戦は坪井選手2番手、三笠選手17番手スタートとなった。

☆8月29日(土)16:30~ 第7戦決勝レース

 ポールポジションの坪井選手とフロントロー牧野選手はいまいちのスタートで、好スタートを決めた3番手平木選手がホールショットを奪う。2コーナーを立ち上がりサイドバイサイド外側の坪井選手は、牧野選手を抑えきりS字に進入する。三笠選手も好スタートを決めるが、1コーナーの大混戦で行き場がなくポジションキープとなってしまう。1周目から平木選手、坪井選手と牧野選手が後続を引き離す。その後徐々にトップ争いから牧野選手が少し遅れ、7周目からパラパラと雨が降り始める。そして、西コースでは水しぶきが上がり始めた最終周のスプーンカーブでトップ平木選手がオーバーラン。坪井選手は難なくトップに立ち今シーズン2勝目を勝ち取った。三笠選手は終始混戦の中のバトルで一時16位まで順位を上げるが、最終周の1コーナーでオーバーランしてしまい22位フィニッシュとなった。

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☆8月30日(日)8:15~ 第8戦決勝レース

 前日の夕方から降り続いた雨は、早朝に一旦止んだものの厚い雲が覆う。当然路面コンディションはウェットで、全車レインタイヤでスタートが切られた。フロントロー2番手の坪井選手は、今シーズン一番のスタートダッシュを決めて、1コーナーから差を広げてトップを奪う。その後も好ペースを維持し、このペースにかろうじてついてこれるのが牧野選手ただひとりだった。終始危なげない走りで、第6戦からの連勝を3に伸ばすことができた。三笠選手は昨日同様混戦で、ペースの遅いマシンに終始引っかかってしまった。シーズン前半戦も接触を受けたりトラブルが出たりと決して良い流れだはなかったが、完走しての順位としては信じられない18位フィニッシュとなってしまった。

  • 今大会より山田遼選手が欠場となってしまいましたが、早期に復帰できるように引き続き応援よろしくお願いいたします。

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坪井選手コメント
 やりました! これで牧野選手に勝ち星も並びシリーズも3ポイントに迫ったので、やっと振り出しに戻った感じです。正直、第5戦終了時点ではヤバイと焦りがありました。でも去年の状況を考えれば、1勝してましたし諦めないことにより今年に繋がったので、モチベーションを切らさずの努力した結果がこの3連勝にだと思います。それにあの時点では、シリーズチャンピオン争いをできるのはボクだけだと思ってましたので! 公式練習から調子が良くマシンも仕上がっていましたが、結構荒れていたので、チームの戦略として予選では早めにタイムを出せるように燃料をギリギリでいきましたので、後半早々にピットインしたのは予定通りです。第7戦のスタートはちょっとミスしてしまいました。牧野選手は抑えられそうだったので、カバーしたところを好スタートの平木選手にやられてしまいました。ペース的には問題なかったのですが、コーナーで迫るとダウンフォースが抜け直線で抜けず、ドライのままでは厳しかったと思います。ところどころで変わる雨脚に細心の注意をはらって平木選手のリヤタイヤに注目していました。そのおかげでスプーンで生き残ることができました。雨もそうですが思い返すと、勝因は1周目のS字で2位をキープできたことと、その後の牧野選手のプレッシャーが無かったことだと思います。第8戦のは昨日の失敗を帳消しにできたバツーカースタートが決まりました。鈴鹿で初のレインを1周走った時点でいける感触がありました。雨が降っていなかったので路面は良くなると想定していたので、タイヤの状況に気をつけていました。次の菅生は去年レースをしましたし、事前テストもできているので自信があります。この良い流れを切らさず油断せずに準備していきたいと思います。

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☆三笠選手コメント
 一昨年以来の鈴鹿サーキットで、練習走行から絶不調でした。マシンのセッティングもそうですが、自分自身の走りもどこかまとまってなくて、いろいろ試してみたものの解決策が見出だせませんでした。やはりレベルの高いレースでは、事前テストの重要性を痛感させられました。予選は気持ちを切り替えて挑みましたが、状況に変化はなくタイムが伸びずに焦りました。途中ピットインして空気圧をチェックしてもらい再度アタックを試みましたが、なす術無しという感じでした。今シーズン最低のありえない予選順位で落ち込みました。しかし、自分一人で戦っているわけでは無いので、プロレーサーになるためにも問題点の認識と改善策を見出すためにできることを決勝レースでやろうと気持ちを切り替えて第7戦に挑みました。中盤の混戦の中でのバトルだったのでいろいろ試みましたが、ストレートスピードというよりも立ち上がりのからの伸びが周りに劣っていたように感じました。コーナで詰めてもストレートで引き離され、立ち上がり重視のラインを取ってもスリップを使えず混戦から抜け出すことができませんでした。第8戦のウェットコンディションでも状況は変わらず、ずっとペースの遅いマシンに引っかかっていました。そうこうしているうちに渋滞の後ろから抜かれてしまったので、最後は意地を見せてダンロップコーナーで飛び込みました。次の菅生は去年唯一勝てなかったサーキットですが、経験がありますし走った感じは嫌いでは無いので、事前テストも設定してもらったので、問題点をしっかり改善したいと思います。ドライバーズポイントもそうですが、チームポイントもここ最近全く貢献できていないので、応援していただいている皆様とチームのために巻き返したいと思います。

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☆リザルト

【第7戦】

    #36 坪井翔 FTRSスカラシップF4 予選1位 決勝 優勝 #51 三笠雄一 B-MAX RACING F110 予選21位 決勝22位

【第8戦】

  • #36 坪井翔 FTRSスカラシップF4 予選2位 決勝 優勝
  • #51 三笠雄一 B-MAX RACING F110 予選17位 決勝18位

FIA-F4公式リザルト:http://fiaf4.jp/results

ドリームレーシングプロジェクトプレスリリース http://xyz-one.jp/drp/


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