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アジアンルマン第1戦富士決勝 ポールの#8中野/ロイトウィラー組が独走優勝

WEC富士6時間と併催のアジアンルマンシリーズ第1戦の決勝レースが10月10日、富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#8RACE PERFORMANCE/オレカ03Rジャッド(ニコラス・ロイトウィラー/中野信治組)が70周を走破し、総合優勝を飾った。

決勝レースは午後3時より2時間で行われた。
スタートでトップに立ったのは#99ユーラシアモータースポーツのオレカ03。
ポールシッターの8号車は、スタートドライバーの中野が1コーナーでオーバーランして2位に後退、その後も99号車のトリスタン・ゴメンディに徐々に引き離されてしまう。

しかしレースが中盤に入り、二人目のドライバーに交代すると、99号車をドライブしたタク・スン・キムのペースが上がらず、これを37周めに#8ロイトウィラーが捉えてトップを奪い返し、その後も一気に突き放しにかかった。
99号車はその後50周めにピットインして三人めのウィリアム・ロークに交代したが、トラブルに見舞われたか残り15分になるまでガレージに足止めされることとなり、総合10位まで後退してレースを終えることになった。

この他LMP3クラスは#1DCレーシングのリジェJSP3(デビッド・チェン/ホー・ピン・タン組)が、LMGTクラスは#3クリアウォーターレーシングのマクラーレン650s(モク・ウェン・スン/ロブ・ベル/澤圭太組)がクラス優勝を獲得した。

なお、吉本大樹と細川慎弥が参加したチームAAIの#92BMW Z4はGTクラス3位(総合5位)に入ったが、谷口信輝が参加した同チームの#91BMW Z4はオープニングラップでアクシデントによりリタイヤ、柳田真孝、松井孝允らが参加したLMP3クラスの#89ADDESS03は49周めに駆動系のトラブルでリタイヤ、同じくLMP3クラスで谷川達也、阪口良平らがドライブした#88ADDESS03は7周めのダンロップコーナーでスピン、そのままコース上にストップしてレースを終えている。

Text:Kazuhisa SUEHIROa


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