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WEC富士6時間公式予選 驚異の22秒台連発で#17ポルシェがPP獲得!

2015年FIA世界耐久選手権第6戦「富士6時間レース」の公式予選が10月10日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#17Porsche Team/Porsche919(ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブレンダン・ハートレイ組)が平均タイム1’22.763というダントツの速さを見せつけてポールポジションを獲得した。

公式予選は午後1時40分よりLMGTクラス、LMPクラス各20分間で行われた。
WECの予選は2人のドライバーがアタックを行い、そのベストタイムの平均で決勝のグリッドを決めるシステム。
最初に行われたLMGTクラスの予選ではAFコルセの2台のフェラーリ458が1-2を獲得。#71ダビデ・リゴン/ジェームス・カラド組が平均タイム1’38.295でポールポジションを獲得した。
GTAmクラスはラルブルコンペティションの#50コルベット(ジャンルカ・ローダ/パオロ・ルベルティ/ニコライ・シルベスト組)がトップだった。

続いて午後2時10分から行われたLMPクラスの予選では、#17ポルシェで最初にアタックしたティモ・ベルンハルトがいきなり1’22.888を叩き出してトップに踊り出ると、2番めにアタックしたマーク・ウェバーが1’22.639とタイムをさらに縮めてきた。
これで平均タイムは1’22.753だ。
今年5月に富士で行われたスーパーフォーミュラ第2戦のポールタイムが1’22.572だったことを考えても、スポーツプロトタイプカーでのこのタイムは驚異的と言える。
ところがセッション後半に入って#7アウディR18eトロン・クワトロをドライブしたブノワ・トレルイエも1’22.908と17号車に迫るタイムを叩き出して見せた。
しかし平均タイムでは1’23.082に留まり、ロメイン・デュマとマルク・リーブが安定した速さを見せた”#18ポルシェの1’23.071にわずかに及ばず、ポルシェがフロントローを独占する結果に終わった。
一方、昨年の覇者トヨタレーシングは、#1(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴組が1’25.072、#2(アレキサンダー・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ組)が1’25.327と昨年を上回るタイムを記録したものの、今回もポルシェ、アウディの後塵を排する結果となった。

この他LMP1-Lクラスではレベリオンレーシングの#13R-One/AER(アレキサンダー・インペラトーリ/ドミニク・クライハマー/ダニエル・アプト組)が1’28.492、LMP2クラスはG-Driveレーシングの#26リジェJSP2/日産(ロマン・ルシノフ/ジュリアン・キャナル/サム・バード組)が1’31.529でそれぞれクラストップだった。

富士6時間決勝は明日午前11時スタート。
現時点では雨の予報となっており、どのような結果になるか全く予想できない状況だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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