Japanese F3

JF3:第12,13戦SUGO 勝田貴元が2戦連続表彰台獲得、第13戦は山下健太が2位フィニッシュ (TOYOTA)

  • コース:スポーツランドSUGO (3.704km)
  • 予選:9月27日(土)晴:ドライ
  • 第12戦決勝:9月27日(土)晴:ドライ
  • 第13戦決勝:9月28日(日)晴:ドライ

 9月27日(土)28日(日)にスポーツランドSUGOで全日本F3第6大会(第12戦、第13戦)が行われ、勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)が第12戦2位、第13戦3位と連続表彰台を獲得。タイトルを争うルーキーの山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)は苦戦し第12戦6位、第13戦は2位に入り、厳しいながらも逆転タイトルの可能性を残して最終大会に臨むこととなった。

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第13戦は山下健太(左)が2位、勝田貴元(右)が3位で表彰台に上った

 全日本F3選手権の第6大会(第12戦、第13戦)が9月27日(土)と28日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 残り2大会、4レースとなった全日本F3。タイトル争いではルーキーの山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が首位と3ポイント差の3位につけており、逆転タイトル獲得を目指し、今大会に臨んだ。

 25日(木)、26日(金)に専有走行を行い、27日(土)午前10時15分より10分間ずつ、第12戦、第13戦の予選が実施。1周が短いSUGOで良いポジションでのアタックを狙い、各車セッション開始前からピットロードに並んでアタックを開始した。

 ランキング4位につける勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は、周回毎にタイムを更新していき、4周目にはセクター3までベストタイムを刻んでいったが、最終コーナーでNクラスの車両に引っかかる形となり、惜しくも2番手からのスタートとなった。山下はセッティングに苦しみ、また、勝田同様にアタック中に他車に阻まれ、今季ワーストの7番手スタートとなった。

 10分間のインターバルをおいて第13戦の予選が開始。各車アタックラップに入ろうかというタイミングでコースアウトした車両があり、セッションは赤旗中断。この時点で勝田と山下が1-2番手につけていたが、赤旗が出されたラップのためタイムは抹消。セッション再開後、1発アタックでグリッドが決定され、山下は3番手、勝田はNクラス車両に阻まれ4番手と2列目に並ぶこととなった。

 併催のスーパーフォーミュラ予選で、赤旗中断による遅延があったため、予定よりも15分遅れた午後3時5分に第12戦の決勝レース(18周)がスタート。最前列2番手スタートの勝田は好ダッシュを見せ、1コーナー進入でポールポジションの車両に並びかけたが、抜くまでには至らず。

 その後方では、2コーナーでNクラス車両同士の接触があり、1周目からセーフティカーが導入。5周目に再スタートが切られた。この再スタートも上手く決めた勝田は、1コーナー進入で前に出かけたが、続く2コーナーでかわされ、2位に後退。翌周のストレートでも並びかけるが、パスは叶わなかった。

 その後、勝田は若干広がった首位との差を再び詰め、終盤にはテール・トゥ・ノーズ状態にまで追い上げたが、コンマ4秒届かず2位でフィニッシュ。

 山下は7番手スタートからセーフティカー明けで一つポジションを上げたが、それ以上の追い上げはならず、6位でチェッカー。タイトル争いでは差を広げられることとなってしまった。

 28日(日)は快晴の下、午後1時5分に第13戦決勝(25周)のスタートが切られた。3番手スタートの山下は2位に並びかけるもポジションアップはならず。山下はこの週末苦しんだアンダーステア症状のため、上位についていくことが出来ず、徐々に離されていった。

 4番手スタートの勝田はスタートを失敗し、5位に後退。9周目に抜き返し、4位に浮上すると、前を行く山下との3位争いを繰り広げた。

 19周目に首位を走行する車両がトラブルに見舞われリタイアしたため、山下と勝田のバトルは2位争いに。ペースの上回る勝田は何度も仕掛け、ファイナルラップでもパスを試みたが山下が抑えきり、山下が2位、勝田が3位でフィニッシュ。揃っての表彰台獲得を果たした。

 タイトル争いでは山下は2位へと浮上。首位と17ポイント差と厳しい状況ながら、逆転チャンピオンの可能性を残して最終戦に臨むこととなった。

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