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SGT:第7戦オートポリス GAINER DIXCEL SLS、執念の走りで4位をゲット! 念願のチャンピオンを最終戦で獲る! (GAINER)

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  • GAINER DIXCEL SLS
  • DRIVER: KATSUYUKI HIRANAKA / BJORN WIRDHEIM
  • 予選:6位 決勝:4位
  • 予選日入場者数:11,600人 決勝日入場者数:22,100人
2013年10月5日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 気温:16度・路面温度:17度・天候:雨路面状況:ウエット
  • 公式予選 キャンセル

gt_r07_gainer_11-02.jpg  台風23号は暴風雨を置きみやげに日本から遠ざかっていたため、オートポリスは搬入日から雨は降っていなかったが、強風に見舞われていた。

 予選日は朝から雨が降り、風も強い。オンタイムで練習走行は開始されたが、開始10分で赤旗中断。再開はされたが、雨、霧共に酷くなりほとんどの車がピットで待機。結局9時50分頃練習走行が出来る状況ではなく走行は終了。 しかし、GAINERの2台は、走り出しから調子は悪くなく、10号車田中哲也が1分58秒162でトップタイム。 11号車は1分58秒640で2番手のタイムで走行を開始していた。

 午後から行われる予定の予選は、濃霧と雨の影響でキャンセル。明日日曜日に、1発勝負の予選が行われることになった。 練習走行でのタイムが良かったので、今日予選が出来なかったことは、Teamにとって少し残念ではあった。

平中 克幸コメント
 予選がキャンセルになったのは残念でしたが、特にウエットでの調子が良かったのでこのまま予選がやれてれば、結構ポールポジションの可能性もあったと思うので残念ですが、明日は明日で、ウエットなのかドライなのかは現時点ではわからないのですが、ドライになってもテストでは良いデーターも取れていますし、やれるだけのことはやってきたので、自信をもって予選に臨みたいです。
2013年10月6日(日曜日)
  • Qualifying 9:00~9:25 平中 克幸 気温:20度・路面温度:21度・天候:曇・路面状況:ウエット/ドライ
  • 決勝65周(61周):14:00~ 気温:22度・路面温度:24度・天候:曇・路面状況:ドライ

 昨日に予定されていた予選が、決勝日朝のフリー走行の時間帯に振り分けられた。25分間の予選で、ドライバーは1人だけのアタックでOK。平中がアタックを担当する。

 オンタイムで開始されたが、まだ路面は濡れており、ウエット宣言が出される。平中はドライタイヤでまず様子を見ながらアタックを開始。徐々にタイムを上げていき、4周目に1分49秒630で暫定2番手のタイム。次周にピットに入り、タイヤに交換し再びアタックを開始。

 3周目に1分48秒564でこの時点での暫定2番手。しかしこの後タイムアップすることが出来ず、25分間の1発勝負の予選は終了し、午後からの決勝は6番手のグリットが確定した。

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平中 克幸コメント
 6番手という結果は余り満足はしてないのですが、難しいコンディションということもあって、車も凄くアンダーステアがひどく、なんとか6番手で踏みとどまったという状況でした。ダメージは最小限に抑えられたのかなと思っています。16号車が後方にいるということで、ポイントを詰めるチャンスもかなりあるのす、レースラップはメルセデスは凄く良いので、その辺りをしっかりと刻んで良いレースをすれば優勝も出来ると思うので、しっかりと頑張りたいと思います。

gt_r07_gainer_11-05.jpg  天候は相変わらずドンヨリとし、霧雨の様な雨が時折路面を濡らす。決勝はウォームアップ走行を普段より7分多く時間を設けられ、マシンの最終チェックに充てられた。

 スタートを担当するのはBjorn WIRDHEIM。今回は朝の予選後に行われたサーキットサファリでしか走行することが出来なかった。グリッドがすぐ前のNo.61BR-Zは予選時にタイヤを痛めたようで、ピットスタートを選択。

 オンタイムで決勝レースは開始され、1周目で5番手、2周目には3番手までポジションを上げる激走を披露。しかし、5周目を過ぎた頃から急激なグリップダウンに見舞われ、徐々に2番手との差を広げられていき、8周目にNo.4BMWに1コーナーでパスされ、10周目にははペースの良かった他車3台にパスされ7番手まで後退。

 一人が走行しなければいけない最低周回数まで、踏ん張って走行を続けるがラップタイムが徐々に落ちていく。かなりのアンダーステアが出ているようで、ポジションキープもかなり大変な作業に。19周目にピットへ戻り平中と交代したときには、10番手までポジションを下げてしまう。

 ロングランを担当することになった平中だったが、ラップタイムは悪くなく、徐々にポジションを上げていく。30周目には実質6番手を走行。全てのルーティーンが終わった時には、5番手までポジションを戻し、前車を追いかける。

 17秒以上あったNo.33Porscheとの差も、ぐんぐん差を縮め最終ラップにとうとうパス。4番手に浮上にチェッカーを受けた。貴重な8ポイントを獲得した。

 No.4BMWが連勝しシリーズランキングも2位に浮上したが、No.16CR-Zが9番手とポイント加算も少なかったために、11号車との差は10ポイントに縮まり、最終戦では5台がチャンピオン争いに生き残ることとなった。

平中 克幸コメント
 残念な気持ちの方が強いですが、Teamが出来る限りの事は出来たのかなと思います。16号車が9位で終わっていることを考えるとポイント差を詰めることが出来ましたし、ダメージも最小限に抑えられたと思っています。表彰台に上れてたと考えると、どうしてこのような結果になってしまったのかをきちんと考えて、最終戦のもてぎはこんな結果にならないように、しっかりと臨みたいと思っています。
Bjorn Wirdheimコメント
 今日は最終的には良かったと思う。スタート直後からマシンのフィーリングは良かったです。3周目で3位に上がり上位2台を射程圏内に納められると思った矢先の、4周目を過ぎたあたりからフィーリングが悪くなってしまいました。なんとか我慢して走って19周を終えたところでピットインしたが、ポジションをかなり落としてしまっていました。交代した平中克幸選手が見事な走りでロングスティントを担当してくれ、最終ラップにポジションを4位まで上げてくれました。10号車の田中哲也選手も、フェアな運転をしてくれました。10ポイント差はありますが、チャンピオンシップでもチャンスはまだありますので、平中選手と最終戦はチャンピオンを狙って戦いたい。

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Text & Photo: GAINER


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