SUPER GT

SGT:第6戦富士 GAINER DIXCEL SLS、今回もSCに翻弄されるが追い上げて7位でチェッカー! (GAINER)

  • DRIVER: KATSUYUKI HIRANAKA / BJORN WIRDHEIM
  • 予選6位 決勝7位
  • 予選日入場者数: 19,500人 決勝日入場者数: 32,800人

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2013年9月7日(土曜日)
  • 公式練習:9:00~10:50 気温:25度・路面温度:29度・天候:曇・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:14:00~14:15 平中克幸 気温:25度・路面温度:33度・天候:曇・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:14:40~14:52 Bjorn Wirdheim 気温:25度・路面温度:31度・天候:曇・路面状況:ドライ

gt_r06_gainer_11-02.jpg  SUPER-GTも後半戦に突入し、ウエイトハンディもシリーズ中一番重たい状況下でのレースとなる。

 9月1日にTeam監督で、弊社株式会社ゲイナーの社長でもある山本俊茂監督が62歳の若さで、この世を去りました。 マシンカラーリングも、追悼カラーに少し変更し、山本監督の為にも、2台ともが表彰台に上るために全力で戦う。

 まず公式練習では平中から走行を開始。バランス的にはアンダー気味で、リアの跳ねが気になるようだ。 足回りと、リアウイングを調整し、Bjorn Wirdheimに交代。決勝を想定した走行を繰り返し、安定ラップも刻めるようなので、良い形で練習走行を終えることが出来た。

 ノックアウト予選の1回目は平中が担当。午前中よりリアの足回り、ブレーキ周りを交換し、予選開始から若干の時間をおいて、ピットを離れていく。朝よりも跳ねも無くなり、バランスも良くなっているようだ。

 タイムも2周目に1分40秒170をマークして暫定トップに。このまま周回してもQ1は通過できると確信しピットへ戻る。 結局は9番手のタイムでQ2に進出を決めた。

 500の予選を挟み、ノックアウト予選2回目が開始された。Bjornが開始と同時にピットを離れる。計測2周目にベストタイムの1分39秒644をマークし2番手に躍り出る。しかしこれ以上のタイムアップは出来ず、明日は優勝も狙えるポジションの6番手のグリッドが決まった。

平中 克幸コメント
 朝のフリーは状態としては良くなかったのですが、セットアップを変更してからは、それが上手くいったので、今日の予選結果に繋がったと思います。小笠原エンジニアのおかげだと思いますが、レースは明日なのでそれは楽しみです。
Bjorn Wirdheimコメント
 朝のフリー走行は決勝を見据えたテストをしていました。予選はQ2を担当しましたが、平中選手も良いパフォーマンスでQ1を通過してくれましたし、タイヤもマシンも良い状態でした。CR-Zは重たくても相変わらず速かったですけどね。明日は良いポジションからスタートできるので、監督の為にも優勝したいです。

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2013年9月8日(日曜日)
  • フリー走行:9:00~9:30 気温:23度・路面温度:24度・天候:雨・路面状況:ウエット
  • 決勝66周(61周):14:00~ 気温:29度・路面温度:35度・天候:小雨/曇・路面状況:セミウエット/ドライ

gt_r06_gainer_11-04.jpg  天気予報が当たって、朝からの雨。まずBjornから走行をスタート。走行が始まってすぐに赤旗中断。再開後Bjornの走りは良く、このセッションの2番手に付ける。その後平中に交代するが、トップはNo.61 BRZで、平中が出した1分50秒373から1秒半も速く、88kgも積んでいるとは思えない。やはり重たい重量を考えれば、Teamとしてもこのまま雨の決勝レースが望まれた。

 雨は決勝レーススタート前には完全にあがり、ドライのレースでフォーメーションラップが開始された。しかし、雨雲は静岡県の至る所に点在し、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況だ。

 スタートを担当するのはBjorn。綺麗なスタートが切られ1コーナーへ。1周目にNo.61をパスし5番手に浮上。徐々にペースを上げてくるBjornは7周目にはNo.55 CR-ZをNo.16 CR-Z、No.4 BMWが相次いでパスしていくのと同じようにパス。しかしこの時に接触があったが、レーシングアクシデントと判断。そのまま前車を捉えに掛かる。

 前を行くNo.4 BMWとの攻防は、18周目に起きたNo.32号車のクラッシュによりセーフティーカー(SC)が入りレースは中断。21周目にピットオープンとなるが、2年前の同じ第6戦で100kgの重量を背負っての走行で、タイヤがバーストしたことを考えてそのまま走行を続けることを選択。No.16も同じ作戦を取り、29周目にトップを奪取。40周目に平中と交代するまで、そのポジションをキープ。

 しかし、やはりSC後にすぐにピットに入ったNo.4がすでに13秒後方まで迫って来ていた。ルーティーンのピットが終わり、ポジションは12番手まで後退していたが、平中の少しでも多くのポイントを獲得するんだという強い意志の中、まずNo.5 GT-Rを交わし、その後52周目にはポイントランキングトップのNo.16を捉えてパス。この時点で8番手まで順位を上げ、ペースの落ちてきていたNo.61を交わし、7番手まで浮上した。しかし周回数も残り1周となり、追い上げもここまで。貴重な4ポイントをあげた。

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平中 克幸コメント
 今回は優勝を狙って入ったレースだったのですが、こんな形になってしまって非常に残念です。タラレバじゃないですが、作戦的にもっと上手くやっていれば最低でも2位表彰台にはのぼれてたと思うし、Bjornのペースも僕の後半のペースも悪くなかったのですからね。特にウエット路面でのスリックが、SUGOと比べて格段と良くなり、他のマシンと比べても、僕たちの車のペースはかなり速かったと思うと残念です。終わってしまったことをあれこれ言っても仕方がないですし、チャンピオンシップを考えてもまだまだ諦めるわけにはいかないので、次のレースではもっとポイントを詰められるように頑張ります。
Bjorn Wirdheimコメント
 今日はマシンもタイヤも本当に素晴らしかった。僕のファーストスティントも良かったと思う。タイヤも良かった。SCのあとピットに入らなかったので、僕がロングスティントを走ることになりましたが、やはりロスは大きく残念な結果になりました。平中も良い仕事をしていましたので、2位にはなれてと思います。
Text & Photo: GAINER


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