ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP '95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT GTインサイド・レポート No. 10 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版 ---------------------------------------------------------------------------- 48.決勝スタート直前 気温:23゚C、路面温度:32゚C、有料入場者数:54,700人(5/3:15,500人) 49.*18 ATSーBM ERC RX7 ローリング中、デフにトラブルが発生。このため、最後尾からスタートとなる。結 局、18周後にリタイア。 50.#3 ユニシアジェックススカイライン 14時00分 わずか12ラップでピットイン。タイヤ交換 51.#66 RAZO・TORAMPIO GTR 14時21分 100Rで白煙、スロー走行に。ピットイン。エンジントラブルでリタイ ア。 52.#34 タイサン ADVAN F40 14時22分 ヘアピンで左リアタイヤが外れて、コース上でストップ。リタイア。 53.#39サードスープラGT ルーティンのピットストップだったが、パーコレーションでエンジン掛からず。 3分のタイムロス。 54.#36トヨタ・カストロール・スープラ 14時45分 黄旗追い越しで、ペナルティ。ピット出口で20秒ストップ。 55.#38トヨタスープラ 14時57分 スロットルトラブルでピットイン。そのままリタイア。 56.#30総合警備PORSCHE 1コーナー出口で白煙、ストップ。エンジントラブルでリタイア。 57.#2ZEXELワイズスカイライン 15時03分 最終コーナーでクラッシュ。リタイア。 58.ペースカー・ラン 15時04分~19分 #2のクラッシュの処理で、6周に渡ってペースカーが入る。 ラスト10周を残してペースカーがアウト。 59.#1 カルソニックスカイライン 15時24分 他車と接触。右フロントカウルを大破。 ピットインせずに走るが、オレンジボール旗でピットイン命令だが、 ピット入り口でストップ。 ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP '95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT GTインサイド・レポート No. 11 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版 ---------------------------------------------------------------------------- 60.GTC第2戦富士 決勝レース・レポート 快晴とはいかなかったが、何とか天気が持った富士スピードウェイでGTC第3戦の 決勝レースが行われた。スタートでパワーに勝るポルシェ993GT2勢が飛び出してト ップ集団を形成したが、序々に、コーナーで速いスープラ勢が上位に進出してきた。中 でもポールポジションからスタートしたE.コマスの#38トヨタスープラは圧倒的な速 さでポルシェ勢を次々と攻略し、4周目にトップに立った。スープラに絡んでいた#34 F40のリードは、20周目にヘアピンで左リアタイヤが外れてストップ、リタイアとなっ た。 タイムに優れるコマスのワンマンショーとなるかに思われたが、ピットストップを境 として混戦となる中、コマスのセルモ・スープラはスロットル・トラブルでリタイヤ。 かわってトップに立ったのは松田秀士の#33タイサン ポルシェGTー2であった。そし て20秒のペナルティを受けて遅れていた#36トヨタ カストロール スープラがその後を 追った。その直後#2 ZEXEL・ワイズスカイラインが最終コーナーでクラッシ ュ。このクラッシュの処理に6周にわたってペースカー・ランが行われ、コース・クリ ア後に、事実上差がなくなり、たった“10周”のスプリントレースが展開された。追う M.クルムは少しずつ差を詰めるがたった0,696秒差で松田秀士が逃げきった。しかし、 クルムはペナルティストップ後のリスタートで指示に従わなかったため、1周減算され た。 62.#33タイサンポルシェGT-2(GT1クラス優勝) つい先日シェイクダウンをすませたばかりの新車で、接戦に競り勝って優勝に導いた 松田秀士。 「いいレースができて幸せです。初めてF3で勝ったときも富士だったんですが、内容 としていいレースができたという意味であのときよりうれしく思います。スタートを失 敗して、追い上げるのにリアタイヤを酷使してしまい、ピットインを予定より早めにす ることになってしまいました。ピットインしたときトップだったのでチームの判断でド ライバー交代はしませんでした。その後は後ろから追い上げてきた#36との差を無線で 聞きながら、リアタイヤを傷めないようにペース配分をしていました。18秒差のところ でペースカーが入り、インディみたいに差が詰まってしまって、まいったなァと思いま した。ペースカーが入らないほうがラクに勝てたかもしれませんが、おかげで見ている お客さんは楽しめただろうし、自分自身も貴重な経験ができたという意味ではよかった と思います。最後は90%くらいキレてました、自分でもシビレましたよ。千葉監督、メ カニックのみなさん、パートナーの飯田さんその他関係者のみなさんに感謝します」。 間近に迫ったインディ500 挑戦にむけていい弾みがついたようだ。一方パートナーの飯 田薫は「最初は40周で交代する予定だったんですが、ピットインが早まったのでチーム の方針に従いました。最後は見るほうに回っていましたが、感動しました」と、自分が 乗れなかった悔しさは微塵も見せることなく優勝のよろこびを語っていた。 63.*72牧口規雄(GT2クラス2位) シェイクダウンと思っていたので完走できるだけでも満足だったんですが、初めから 結果が残せて大変嬉しいです。とにかくステアリングが重くて大変でした。次の仙台は 狙ってますよ。パワーステアリングにするか、ナックルアームを換えるか、ギアボック スを換えるか、この3つのどれかで対策をします。エンジンももっとトルクが使いやす いタイプにする予定です。 GTアソシエイション事務局 インサイドレポート担当 古屋 知幸 = MGG01235=