全日本F3000

F3000-Rd10:予選1回目レポート

     1994年全日本F3000選手権シリーズ第10戦
 ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド鈴鹿 予選1回目レポート
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 天候は晴れ。気温は13.5度と、11月下旬としては温かいと言えるだろう。
メインストレートでは追い風が吹いているが、予選走行に影響が出るほどではな
い。
 シグナルがグリーンになって、まずコースに一番に飛び出したのは7番高橋
国光だった。彼はゆっくりと1周しただけでピットの戻り、結局午前中の走行はこ
こで終了している。
 タイム計測で最初の一番時計を叩き出したのは、26番影山 正美で1分52.381
秒だった。続いて36番高木 虎之介が1分50.661秒、15番桧井  保孝が1分
49.500秒と塗り換えてゆく。桧井は次の周で1分48.436秒を出した。
 計測残り50分で順位は、15番桧井  保孝、2.2秒遅れで36番高木 虎之
介、続いて26番影山 正美、65番中野 信治の順。
 桧井  保孝はさらにタイムアップを果たし、1分47.775秒まで詰めて来た。
 予選時間が進む中、ここでタイムは膠着状態となった。上位チームは最後の10
分にタイムアタックをすべく、いまだに動きが見られない。
 影山 正美が1分47.527秒を予選終了38分前に出してトップに立つと、それに
つられるように高木 虎之介が1分47.180秒を出してトップを奪いかえした。
 予選残り30分前の順位は、36番高木 虎之介、26番影山 正美、15番桧
井  保孝、21番和田 久、55番飯田 章、65番中野 信治の順。若手が上位
を独占しているが、トップクラスはいまだに走行をしていない。
 高木 虎之介はさらにタイムを縮め、予選終了18分の所で1分46。212秒まで来
た。
 予選終了11分、和田 久がスプーン出口でアウトにコースアウト。サンドト
ラップからからくもコースに復帰。
 予選終了10分前の順位は、36番高木 虎之介、9番マウロ・マルティニ、
24番服部  尚貴、26番影山 正美、21番和田 久、5番ジェフ・クロスノフ
の順。
 予選終了7分前、24番服部  尚貴が1分45.553秒を出し、トップチームのタイ
ムレースがスタートした。1番星野 一義はここで2位に浮上。
 ここで55番飯田 章がシケイン手前でクラッシュ。前のサスペンションを曲げ
たが、ドライバーは無事。
 予選終了4分前、高木 虎之介が4位に浮上。さらにマウロ・マルティニがこの
ポジションを奪いかえす。
 予選2分前、11番黒澤  琢弥が1分45.340秒でトップに躍り出た。
 しかし予選1分前、20番A・G・スコットが1分45.205秒でトップを奪った。
 ここでチェッカーフラグが掲示される。
 A・G・スコットはさらにタイムをアップし、1分44.717秒でただ一人44秒台
に入ってみせた。
 トップチームは午後の予選でさらなるタイムアップを見込んでいるようだ。
        /*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/


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