COSMO OIL RACING TEAM CERUMO '94全日本F3000選手権第7戦 決勝 4位入賞でランキング4位に浮上  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1994年10月2日 鈴鹿サーキット 観客:26,000人 天気:快晴 コース:ドライ 気温:27.6゚C 路面:38゚C 台風一過の秋の好天に恵まれた三重県・鈴鹿サーキットで1994年全日本F3000選手権 第7戦決勝レースが開催された。COSMO OIL RACING TEAM CERUMOのドライバー、黒澤琢 弥は3列目から好スタートし、4番手にジャンプアップ。その後、追い上げをかけたが 惜しくも順位を上げることが出来ず、4位でフィニッシュした。この入賞でポイントを 20として、残り3戦でシリーズランキング4位に浮上した。 ■モーニング・プラクティス(8:30~9:00) 満タンのセッティングをするため、黒澤はコンスタントに周回を続けた。昨日よりコー スの状況は良くなり、ダンパーの調整とウィングを少し寝かせるセッティングを行っ た。タイム的には9番手だったが、チームでは納得のプラクティスだった。 ■決勝レース(13:30~/35周) 3列目の外側から絶妙のスタートを切った黒澤だったが、スタートでトラブルを起こし たマシンの混乱に巻き込まれてしまった。だが、それでもポジションを1つ上げ、4番 手にアップした。その後の周、シケインで3番手のマシンと接触し、フロントウイング を破損。このため、黒澤は終始アンダーステアに悩まされた。この厳しい状況でも、黒 澤はコンスタントに1分47秒後半をキープ。何度となく3番手に迫るものの、抜くまで には至らず、結局4位のままレースを終えた。 ◆黒澤琢弥選手のコメント スタートは最高に良かった。でも、スタートに失敗したマシンにつっかえてチャンスを 逸してしまいました。この後、アピチェラ選手と接触して、フロントウイングを傷め、 アンダーが強くなって苦しかったです。後半、マシンが軽くなってからは良くなったの ですが、ポジションアップまでは無理でした。結果は残念ですが、最低限のポイントを 取ったのは幸いでした。残りレース全部を勝つ気でがんばります。 ◆チーム監督のコメント 5位スタートだったので、ややストレート重視のセッティングで決勝に挑みました。ス タートが良かったので行けるかと思ったのですが、接触でウィングを壊したことで計算 が狂いました。チャンピオン争いに残れるだけのポイントを上げれたのが救いです。次 の富士は必勝態勢でいきます。マシンはT94を使う予定です。これはストレートが速い のでいけると思います。 ●記 録 No.11 黒澤 琢弥 コスモオイル ローラT94 無限 BS 決勝:4位/35周 タイム:1:03'26.180 ベストラップ:1'47.536