SUZUKA CIRCUIT NEWS 全日本F3000選手権シリーズ第7戦 ミリオンカードカップレースラウンド3鈴鹿 元F1ドライバー中嶋悟氏の提案で ================ 3人の有望な若手F3ドライバーがF3000に挑戦!! ========================== 来たる10月1日(土)、2日(日)に鈴鹿サーキットで行なわれる全日本 F3000選手権シリーズ第7戦「ミリオンカードカップレースラウンド3鈴 鹿」で話題の選手がデビューする。これは、元F1ドライバーの中嶋悟氏の提 案で、将来を担う若手ドライバーの育成を目的に、若手F3ドライバーがF3 000にスポット参戦することとなった。 ノバエンジニアリング、中嶋企画、チームルマン並びにブリヂストンの協力 により実現したこの企画、ノバエンジニアリングからは中野信治選手(23)、 中嶋企画からは高木虎之介選手(20)、そしてチームルマンからは影山正美 選手(27)がそれぞれ出場する。 中野選手は、’90年にカートからF3に、1年間の海外留学(フランス、 フォーミュラ・ボクソール)を経て、’92年からはF3000にデビュー。 3人の中では唯一F3000参戦経験を持つ。’93年からF3に戻り、今年 の第2戦では念願の初優勝を果たすなど、表彰台の常連として大活躍している。 高木選手は、’90年の全日本カートA2チャンピオン、’91年に全日本 カートFAシリーズ3位、’92年にフォーミュラ・トヨタでレースデビュー。 ’93年にはF3にステップアップし、’94年には表彰台をゲットするなど トントン拍子で駆け上がってきた。まさにレース界のシンデレラボーイである。 影山正美選手は、’87年にフレッシュマン・レースでレースデビュー。’ 90年にはフォーミュラ・トヨタの初代チャンピオンとなる。F3では常に上 位を争い、その実力は関係者として活躍している。また、実兄の影山正彦選手 も中嶋企画のエースドライバーとして活躍しており、今回、日本トップフォー ミュラ初の兄弟対決が見られるとあって、その興味はつきない。 これからの日本モータースポーツ界を担う若手ドライバーがF3000の強 豪にまじって、どのような戦いをするのか、その活躍が大いに期待される。 全日本F3000選手権シリーズも終盤戦を迎え、 ======================= チャンピオン争いもますます激化 =============== 全10戦で争われている全日本F3000選手権シリーズも終盤戦を迎え、 チャンピオン争いが激化してきた。6戦を終了してトップはM.アピチェラの 31ポイント、つづいてA-G.スコットが1点差の30点で追い、以下、R. チーバー、M.マルティニ、黒澤琢弥、服部尚貴と続く。 外国人勢優位の状況は依然かわらないが、昨年同様有効ポイント制(10戦 中7戦が有効)で争われるため、黒澤、服部の両日本選手にも十分チャンピオ ンの可能性があり、両選手の走りに注目したい。 資料提供:鈴鹿サーキット