Rd.6 Fuji [ FUJI INTER F3000 ] 1994.9.4 《F3000速報レポート》 ---------------------------------------------------------------------------- ■ギルバート-スコット 今季、富士2連勝を飾る Report/福田 陽一(Yoichi Fukuda) 1994年全日本フォーミュラ3000選手権シリーズの第6戦「富士インター F3000」の決勝は、9月4日、静岡県の富士スピードウエイで行われ、ポールポ ジションから危なげ無いスタートを決めたアンドリュー・ギルバート-スコット( ローラT93-50/無限)が、終始レースをリードし、今季2勝目を飾った。 ギルバート-スコットは、同じ富士スピードウエイで4月に行われたシリーズ第2 戦にも優勝しており、これで今季は富士では負けなしの連勝となった。 2位にはマウロ・マルティニ(ローラT94-50/無限)が、3位には日本人最 上位の服部尚貴(レイナード94D/無限)が滑り込んだ。 マルティニはレース終盤まで諦めること無く、優勝したギルバート-スコットを追 い詰めようと力走したが、追いつけなかった。一方、服部は、予選2番手の好位置か らスタートしたが、マシンの状態が思わしくなかったのか、3位を死守しするのが精 一杯で、このところ、彼の定番となった「我慢のレース」を戦うことになった。 前回の菅生で初優勝を果している黒澤琢弥(ローラT93-50/無限)は、予選 でクラッシュに遇ったものの、服部に続く3番手を獲得し期待されたが、序盤の先陣 争から脱落してしまい、終盤はクラッシュの影響からか走りに精彩を欠き6位に終わ った。 4位と5位には、それぞれ予選8番手と6番手の後方からスタートしたマルコ・ア ピチェラ(童夢F104/無限)と星野一義(ローラT93-50/無限)が入り、 ベテランらしい味を見せた。 予選5番手スタートのロス・チーバー(レイナード94D/無限)は、スタートこ そ上手く上位に食い込んだものの、マシン・セッティングに問題があるのか、思うよ うにペースが上がらず、ズルズル順位を落とし7位に終わった。 ---------------------------------------------------------------------------- ☆ 詳しいレースの模様は、後ほど『F3000 レポート』でお伝えします。 ---------------------------------------------------------------------------- 福田 陽一(NBG01300)