'94全日本GT選手権 Rd.3 富士スピードウェイ Date 8/14 8月13~14日 GT インサイド・レポート No. 12 --------------------------------------------------------------------------- 53.*70 石橋義三(GT2クラス優勝) 「路面温度が高くタイヤがつらかったけれど、苦しいのはみんなも同じ、マシンは計 算通りに走っていたためまったく問題なかった。後半は大事をとって200回転だけ 抑えて走っていた。私自身もまったく問題ない。もう1レース走れるくらいだよ!」 54.#40 太田哲也(GT1クラス3位) 「悔しい!! せっかく序盤に築いた貯金を周回遅れに引っかかってなくしちゃった。 カルソニックには抜かれる感じはまったくなかったけど・・・。ピットワークのロス が恐かったからタイヤ交換も最小限の外側2本だけにしたんだけど・・・。この富士 スピードウェイは1種類しかないギアもマッチしていたし、エンジンも熱の問題が出 なくてチャンスだったのに・・・3レース続けて3位だからね、次のSUGOはこの ギアレシオとミッションの耐久性が辛いだろうな」 55.#35 近藤真彦(GT1クラス1位) 「今の気分? もう、最高ですよ。体力的には問題ありませんでしたけれど、精神的 にきつかったです。久々の日本のレースで、ル・マンと同じ車に乗ったわけですが、 同じ様で同じでなくて、速い車でアドバンテージはありますが、その分リスクもあっ たのでピットサイン通りペースを守ることだけ考えて、車と自分を信じて走りました。 チームとアンソニーに感謝しています」 56.#35 A.レイド(GT1クラス1位) 「ドライバー交代もある長距離レースなのでチームワークが大切でエキサイティング なレースでした。昨日出ていたオーバーステアも解消してマシンは最高でした。スター トで遅れたのは、フォーメーションラップでタイヤの温度が低下してホイールスピン してしまったからです。序盤でF40に抜かれたのは遅い車にひっかかったためです。 ドライバー交代したあと近藤選手が良いドライビングをしてくれました。マシンも最 高、チームも最高。ハッピーです」 57.#1 影山正彦(GT1クラス2位) 「スタートはまずまず。いや、24番にやられちゃったからダメか。前に出てからは ペースを守って走ることだけを心がけたよ。ポルシェ962Cは速いのは当たり前だ から、無理に追うようなことはしなかった。F40を抜くことが出来たのはラッキー かな。あとは、後ろとの様子を見ながらのレースだったね」と明るい表情で話した。 次戦はさらにウエイトが増えますね、との問には「もう、やるっきゃないですよ」と 師匠の星野一義の得意のフレーズで締めくくってくれた。 58.*29 KORG KEGANIポルシェ(GT2クラス2位) 「最後のピットインは決めていたことです。あそこまでにリードを築いてという予定 でしたが。もともとパワーのあるマシンではなく、耐久性でここまで来たわけですか らもう限界ですね。次のSUGOはアップダウンがありますから、これはもう無理で しょう。着実に走ってGT2のチャンピオンをなんとか取ることを考えていきますよ」 とは、チーム関係者。 59.50kg分銅マークが登場! みなさんはもう気が付かれただろうか? ハンデウエイトの重量を示す分銅ステッ カーに50kgマークが登場した。今までお馴染みの10kgマークより二回りほど大き く、色も赤ととても目立つ。この50kgマークを付けるのは、連勝し60kgのハンデ を積む*29 KORG KEGANIポルシェだ。50kg以上のハンデを積むマシ ンは、もう1台#1 カルソニック・スカイラインがあるが、なぜかこちらは10kg マークを5枚付けている。 60.#27 古谷直広 「コーナーではZやアコム・ポルシェより速いこともあったのですが、ストレートに 出ると簡単に抜かれてしまいました。必要以上にミラーを見なければならないのが辛 かったですね。たたドライでは、ウォームアップ走行がほとんど初走行だったので・ ・・・、体力的にはマシンが軽いので楽でしたが、良いトレーニングになりました。 最後はガソリンがなくなったのでペースを落として走りました。チェッカーを受けた 後のBコーナーで止まってしまったのはガス欠でした」