マツダスピード INFORMATION 平成3年9月15日 全日本プロトタイプカー耐久選手権第5戦 「SUGOインター500kmレース」 結果 9月14日(土)~15日(日)の2日間、宮城県仙台市郊外のスポーツランド菅 生(1周3.70km)で行われた全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権第5 戦「SUGOインター500kmレース」に参加したマツダスピードチームのレース 経過および結果は以下のとおり。 参加車両はカーNo.201「レナウン・マツダ787B」(ドライバー:D.ケネディ ー、寺田陽次朗)とカーNo.202「レナウンチャージ。マツダ787B」(従野孝司、 太田哲也)の2台であった。カーNo.202は、9月上旬に完成した新車(シャシーN o.787B-003)で、新しいデザインのレナウンチャージカラーにペイントされ 登場した。 レースウィークとなった9月第3週は、台風17号の影響を受け、13日の公開練 習、14日の公式予選とも雨に見舞われた。特に14日の公式予選は、激しい降雨の ためわずか数分で中断され、再開は不可能と判断された。台風は14日夜東北地方を 通過したが、決勝レース日の15日朝も雨模様。午前中に公式予選は行われたが、そ の後も路面は不安定な状態であった。このため、タイムスケジュールは大きく乱れ、 500kmレースは予定を約1時間半遅らせ14時17分にようやくスタートとなっ た。 ドライコンディションでレースはスタートした。予選11位のカーNo.201は、ケ ネディーがスタートドライバーを担当。好スタートをきり、スタート直後の第1コー ナーで2台をパスし、9位でレース序盤を周回した。また、13周目にはカーNo.18 のジャガーを捕らえ、8位に浮上。先行するNo.25伊太利屋ニッサンを追い上げた。 ところが、23周目のSPコーナーでスピンし、運悪くグラベルベッドに突っ込み、 リタイアの涙を飲むこととなった。ラップタイムは、1分18秒前半で安定し、ステ ア特性はニュートラル、燃費も好成績を示していた。カーNo.25にはあと数秒と迫っ ていた。 カーNo.202は、従野がレースをスタート。スタートでカーNo.201に先行を許 すものの、13周目にはカーNo.201に続いてカーNo.18(ジャガー)をパスし、 その後9位のポジションをキープして周回を重ねた。従野から太田にドライバー交代 したのちも1分19秒~20秒台で、上位車両を追い上げるが、タイヤバイブレーショ ンなどが発生し一時後退した。太田は予定より早くピットインし、従野に交代。レー ス中盤には上位車両もスピンやコースアウト、あるいはマシントラブルで順位がめま ぐるしく変動した。カーNo.202は、レース終盤は従野が1分18秒台前半、ときに は1分17秒台で走行し、先行を許した車両をパスして6位でチェッカーフラッグを 受けた。 レース終了後、従野が最大運転時間(レース距離の2/3)を超過していると判明。 周回数が3周減算され、正式結果では9位にカウントされることになった。 【レース結果】 9月15日(日)雨、晴のち曇り 22度C~24度C レース出走:13台 公式予選:ウェット、決勝レース:ドライ カーNo.201 レナウン・マツダ787B(D.ケネディー、寺田陽次朗) 公式予選結果:11位(ベストラップタイム:1分34秒002) 決勝レース結果:リタイア(22周、コースアウト) カーNo.202 レナウンチャージ・マツダ787B(従野孝司、太田哲也) 公式予選結果:10位(ベストラップタイム:1分33秒350) 決勝レース結果:9位(129-3周) 提供:マツダスピード