●ニッサン、新型V12レーシング・エンジンを発表 カリフォルニア州カーソン(3月18日)-日産自動車(米国日産の親会社)は、 本日、新しく開発された3.5リッターV12エンジンを発表した。 「VRT35」と名付けられたこのエンジンは、70度V12の自然吸気の3.5リッ ターエンジンとなっている。 このレーシングエンジンは、日米のニッサンのレーシングチームの共同開発に なるもので、スポーツプロトタイプ、とくに耐久用に開発されてきたものである。 また、このプロジェクトは、世界のレース資源として利用されるというニッサン のポリシーを反映したものである。 設計は林義正氏が中心となって日本側で行ない、ベンチテストまですませたも のをアメリカに運び、IMSAで活躍するNPTIがオープンホイールカー(マリオ・ア ンドレッティのチームから購入したローラT90/00)にこのエンジンを載せ、1年 以上にわたって開発を続けてきた。そして今月末からはアメリカで、テスト用の プロトタイプ・シャシーP35によるテストを開始する。 この秋には、NISMOが日米で使用予定の新シャシーに、この新型エンジンを搭 載してテストを開始する。この新型車と新型エンジンは、来年のデイトナ24時間 レースに投入され、さらに日本のJSPCシリーズに投入される予定である。 ●ニッサン・新型スポーツプロトタイプ・エンジン・スペック エンジンタイプ: VRT35 70度V12 容量 : 3.5リッター 全長 : 660mm 全幅 : 577mm 高さ : 533mm 重量 : 155kg以下 馬力 : 630馬力以上 トルク : 40kg以上 イグニッション: ECCS-R-NDIS DATA:CompuServe Motor Sports Forum(RIS/CIS) ニッサン広報資料より RIJ-すがやみつる(FMOTOR4 Group Manager SDI00104)