◇AWDインプレッサ、ゲンの良いコースで表彰台を目指す
SUPER GT第8戦は10月14~15日、大分県のオートポリスにおいて開催される。SUPER GTで唯一シンメトリカルAWD機構を持つ「クスコスバルADVANインプレッサ」は、第7戦に引き続き小林且雄と菊地靖のコンビで参戦。デビュー3戦目でクラス7位となった前回の成績を上回る上位入賞、そして表彰台獲得を目指す。
10年ぶりのAWD GTマシンとして注目された「クスコ スバルADVANインプレッサ」は、第5戦のSUGOラウンドでデビュー。第6戦鈴鹿はスキップして駆動系のパーツを開発しなおし、第7戦もてぎでは7位で初ポイントを獲得した。
第8戦のオートポリスは阿蘇の外輪山西北に位置するサーキットで、ハイスピードコーナー、回りこむ複合コーナー、最終区間のテクニカルセクションとレイアウトにメリハリがあり、アップダウンにも富み、多くのドライバーが好む、いわば「ドライバーズサーキット」。山の中腹に位置するため、天候が変わりやすく霧に包まれることも 多い。
また、ピットが右回りのコースの外側に位置するため、車両とピットガレージの位置関係が逆になる。つまり日本の他のコースは“車両の右側がピットガレージ”となるのだが、ここは逆。したがって給油口もボディ右側から左側へ移動させる必要があり、ドライバー交代も 通常と勝手が異なるため、ピットワークも重要なポイントとなる。
インプレッサにとってオートポリスは、99年オールスター戦でクラス優勝を遂げたゲンのいいコース。8月下旬にオートポリスで行われた合同テストに参加したGT300クラスの車両は、3台であったものの、ウェットコンディションのセッションではトップタイムをマーク。ドライコンディションでも上位入賞を狙えるタイムをマークするなど手応えをつかんだ。
予選はスーパーラップ進出をかけてトップ10狙い。そして決勝レースでは、まずは2戦連続のポイント獲得、そして上位入賞を目指すことになる。また路面状況が悪化した場合には、シンメトリカルAWD機構を生かして表彰台を狙う。
今回、GT300クラスのエントリー台数は22台(計37台)。タイムスケジュールは以下のとおり。
14日(土) | 8:00~9:30 | 公開車検 |
10:30~11:30 | 予選1回目 | |
14:25~14:55 | 予選2回目 | |
15:50~ | スーパーラップ | |
15日(日) | 9:00~9:30 | フリー走行 |
14:00~ | 決勝レース(65周) |
- ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- [スバルモータースポーツマガジン]