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SUPER GT第8戦オートポリス予選1回目 XANAVI NISMO Zが暫定PP!

 AUTOBACS SUPER GT第8戦1回目の予選が14日、大分県のオートポリスで行われた。GT500クラスはXANAVI NISMO Zが1'40.867で、GT300クラスはEBBRO BTEC MAZIORA 350Rが1'50.199とそれぞれコースレコードで暫定ポールを獲得した。

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 午前10時30分、今年も乾いた秋空の下にGTマシンのエギゾーストノートが響き渡った。天候は少し雲はあるもののほぼ快晴。日差しは強いが高原を渡る涼しい風が吹き、日陰に入ると肌寒く感じる。SUPER GTシリーズが前身のJGTCを含めてオートポリスで選手権として開催されるのは今年で4回目。秋の九州決戦としてすっかり定着しつつある。

   GT300クラス占有が20分間、GT500クラス占有が20分、そして混走で20分と計60分にわたって1回目の予選が行われた。

 GT300クラス占有は中盤までに梁山泊 apr MRSが1'50.519を出しトップに立つが、中盤過ぎ練習走行から好調の雨宮アスパラドリンクRX7が50.511を出し逆転。しかし、プリヴェチューリッヒ紫電が50.475でさらにこれを上回り激しいトップ争いが展開される。この3台が50秒台で、4位に51.153でTOY SOTORY Racing MRSが着けている。

 しかし、GT300クラス占有残り2分前、EBBRO BTEC MAZZIORA 350Rが50.199を出し一気にトップに躍り出た。2位にプリヴェチューリッヒ紫電、3位に雨宮アスパラドリンクRX7、4位に梁山泊 apr MRS、5位には吉兆宝山DIREZZA Zが上がってきた。この順位でGT300クラス占有が終わった。

 GT500クラス占有は、序盤BANDAI DIREZZA SC430が1'44.185と予選をリードして始まった。同車は、さらに43.365とタイムを縮めるが、tripleサードスープラGTが42.872を出し逆転。予選中盤、MOTUL AUTECH Z、イエローハットYMSトミカZがコースイン。MOTUL AHTECH Zはタイムアタックせずにピットインしたが、イエローハットYMSトミカZは44.942でこの時点での3位に。タイミングモニターに表示されているGT500クラスはここまでの3台のみ。選手権上位の有力チームはまだ動かない。

 GT500クラス占有残り5分余り、ここで他のGT500クラスのマシンも相次いでコースイン。まずは、RAYBRIG NSXがコースレコードとなる1'41.415を出しトップに立つと次の周、さらにタイムを41.257と短縮。しかしこれを上回ったのが、ARTA NSX 。41.164でトップを逆転。しかしまだこれでは決まらない。練習走行でトップタイムだったXANAVI NISMO Zが40秒台に入り、40.867でついにトップを奪取。TAKATA童夢NSXが41.029とこれに続いたため、ARTA NSXは3位、RAYBRIG NSXは4位に落ちた。これでGT500クラス占有が終了。

 20分間の両クラス混走が始まるが、各クラス上位陣はスーパーラップ進出が確実なため、アタックドライバーからチームメイトに交代して基準タイム通過のための走行に入る。

 各クラス予選上位はこのままの順位で終了。各クラス上位10台がスーパーラップに進出する。2回目の予選は午後2時25分より、そしてスーパーラップは午後3時より行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA



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