スーパーGT第6戦の決勝前フリー走行が9月25日朝、富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#8 ARTA NSX、GT300クラスでは#0 EBBRO M-TEC NSXがそれぞれトップタイムを記録した。
台風接近に伴い、公式予選日は雨に翻弄される格好となったが、決勝日を迎えた富士スピードウェイは風こそ強いものの、天候は回復に向かっており、決勝での雨の心配はなさそうだ。 フリー走行開始時点での気温は22度、路面温度は25度。コースは所々に濡れた部分が残っているものの、ほぼドライ。全車スリックタイヤでの走行だ。
GT500でトップに立ったのは#8ARTA NSX。NAエンジン投入以来抜群の速さを見せ続けながら不運に泣かされているARTAだが、決勝に向けての仕上がりは上々のようだ。ベストタイムは伊藤大輔の出した1分36秒266。
2番手は#6エッソウルトラフロースープラ。スープラと相性のいい富士で勝利をつかめるか。タイムは脇阪寿一の出した1分36秒385がベスト。そして前回第2戦優勝の#38ZENTセルモスープラが3番手で続く。
予選では重量規定違反に問われてタイム抹消の裁定を下され、今回は最後尾スタートとなった#35イエローハットYMSスープラも7番手につけ、決勝での巻き返しを狙っている。
ポールシッターの#32EPSON NSXは8番手。
Z勢は#12カルソニックの9番手が最上位と、ここでは分が悪いようだ。
GT300ではポールシッターの#0EBBRO NSXがここでもトップ。タイムは1分43秒720だが、#11JIM GAINERフェラーリと#46Dream Cube's Z、#43ARTA Garaiyaも僅差で続いており、第2戦のような独走劇にはなりそうもない。
スーパーGT第6戦決勝は、午後2時10分から、66周で行われる。
(Text:末廣和久 Photo:Keiichiro TAKESHITA)