SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生 AWDインプレッサデビュー(SUBARU MOTORSPORT EXPRESS)


◇AWDインプレッサのデビュー戦は
   雨中のパフォーマンスを見せるもほろ苦

 7月22~23日、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催されたSUPERGT第5戦でデビューしたAWDインプレッサ#77「クスコ スバルADVANインプレッサ」は、21日のウェットコンディションにおける合同テストでクラス2位のタイムをマーク。予選でもトップ10入りしたが、初期トラブルに見舞われ残念ながら決勝レースはリタイアとなった。

 前日に2セッション行われた合同テストにおいて、一時はクラスのトップタイムをマーク。結果的にはクラス2位となったが、ウェットコンディションにおけるAWD車両のパフォーマンスを見せつけた。
エクステリアではフロントフェンダーの形状、エキゾーストパイプの位置、リヤウィングの形状程度しか05モデルとの違いはないが、車両の動きの安定感には目を見張るものがある。

 22日に行われた予選1回目。GT300の専有走行枠で2周目の周回に入った谷川達也は馬の背で曲がりきれずにコースアウト。この排除作業と霧による視界不良のために、最初の赤旗中断となった。幸い
自力でピットに戻って来れたために、その後の走行も可能に。谷川は1分34秒557までタイムを縮めたが、9位にとどまった。
 GT500との混走枠ではタイムアップする車両が出てきたが、何とか#77インプレッサは10位に踏みとどまり、デビュー戦でスーパーラップ(SL)進出を決定した。しかしこのセッションで駆動系のトラブルが発生。SLまでに修復が不可能と判断したチームは残念ながらSLへの進出をあきらめ、翌朝まで懸命の作業を続けて修復した。

 23日決勝日は雨も上がり、修復なった#77インプレッサはフリー走行においてマシンをチェックした。ベストタイムこそ16位だったが、決勝レースへの出走は問題なさそうだった。
 81周の決勝レースは13時59分にスタート。天候は曇りながら路面は完全ドライとなった。序盤から上位車両のスピンアウト、接触などのアクシデントが発生する中、#77インプレッサの谷川は慎重に回避。しかし思うようにペースが上がらず1分28秒台のタイムで周回を重ね、ポジションを19位まで徐々にダウンさせていった。

 27周目に1分27秒228のベストタイムをマークした谷川は、ステディにドライブを続け、他車が早めのルーティーンピットワークを始めたこともあり、19位から8位まで挽回して39周でピットイン。ここでフロントタイヤのみを交換して、小林がコースに復帰した。しかし、小林は徐々に駆動系に振動を感じて50周でピットイン。残念ながらチームはここでレースをあきらめ、AWDインプレッサのデビュー戦はリタイアとなった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 [スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル(株)



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