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S耐:第4戦富士 BRP☆HYPER ECU C72 制動屋J’Sフィット、真夏の7時間耐久レースを予選・決勝共にST5クラス2位で終える (BRP)

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【8月9日(金)公式フリー】天候:腫れ 路面:DRY

 Birth Racing Project【BRP】は2013年8月10日~11日に富士スピードウェイで開催された「スーパー耐久シリーズ第4戦 富士」において、真夏の7時間の激戦を予選・決勝共にクラス2位で終えました。

 チームにとっては未体験の真夏の7時間の耐久レースという事で、前日の木曜日から決勝レースを想定したタイヤ・ブレーキ・燃費のバランスを重点的に車両のセットアップを進めて、4名のドライバーで決勝シュミレーションを行いながら精力的に走り込みを行いました。

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【8月10日(土)公式予選】天候:晴れ 路面:DRY

 当日は、かなり気温・路温が上昇して想定していた温度から大きく外れ、更に前日までは7時間の決勝レースを想定したセットアップを中心に行っていた為、予選セットアップに時間を取れず、一発のタイムに安要素もありましたが、Aドライバー奥村選手からポールポジションを目指して公式予選に臨みました。コースイン直後から、きついアンダーステアが発生して、高速コーナーで失速する症状が出て思う通りにLAPタイム伸ばす事が出来ずに、奥村選手は予選を終えますが、Bドライバー古宮選手の予選前に奥村選手のコメントを元に、一発のタイムが出る予選専用に大幅にセットアップを変更して、古宮選手がコースインしました。大幅なセット変更が幸いし、大きくタイムアップしてST5クラスコースレコードとなる2’07.986をマークして予選を終えました。

 Aドライバーとの合算で予選クラス2位獲得して、続くCドライバー駒木選手及びDドライバー西田選手も好タイムで予選を終え、明日の決勝に期待が持てる予選結果となりました。

【8月11日(日)決勝】天候:晴れのち雨 路面:DRY→WET→DRY

 昨日の予選に引き続き、猛暑の暑い7時間レースの幕開けとなりました。

 スタートドライバーは、海外の24時間などの過酷な耐久レースの経験が豊富な、奥村選手が担当しました。タイヤ・燃費のマネジメントを行いながら、クラス上位をキープして約2時間の灼熱のスティントを終えた奥村は、大きく体力を消耗してピットに戻り、西田選手に交代します。

 この頃から、天気が急変し雲行きが怪しくなり、気温・路温も低下しはじめて、レース中盤での雨が予想される天気となってきました。交代した西田選手も車を労わりながら設定タイムで安定して周回し、古宮選手に交代して更に周回を重ねますが、古宮選手の走行中に、GT3クラスのアウディR8との接触というトラブルが発生し、車両にトラブルを抱えての走行せざるを得ない状態となりました。

 予定通り駒木選手への交代の際に、R8との接触箇所の約5分間の修復作業を行い、再スタートしました。

 駒木選手のコースイン直後から、雨が降りだし、天候の様子を見ながら、スリックタイヤで非常に難しい路面コンディションで駒木選手は走行を続けますが、次第に大粒の雨がコースを濡らして、スリックタイヤでは走行できない路面となった為、緊急ピットインをして、レインタイヤへの交換と最後のドライバー交代で予定通り、再び古宮選手にドライバー交代を行い、雨の中首位のNo.17のデミオを猛追します。雨は上がり再び路面が乾きだした為に、スリックタイヤへのタイヤ交換を行い再び猛追を開始します、夕暮れを迎える7時間を経過する頃には首位と10秒差まで追い詰めますが1歩届かず、ST5クラス2位で7時間の富士戦を終えました。

【コメント】
チーム代表兼ドライバー:奥村浩一
 チームが未経験とする7時間の真夏の長丁場の耐久レースという事で、木曜日から現地入りして決勝レースを想定した車両セットアップを進めました。今年から新車を投入した事により大幅に戦闘力は向上して、各ラウンドでコースレコードを記録していますが、予選タイムを狙ったセットと決勝レースを想定したセットアップで大きく車両の特性が変わる傾向が強く、更に今年からタイヤのサイズや特性が大幅に変更になった為、昨年までのデータが反映しにくい等、車両セットアップに時間を要しており、今後の課題はタイムも狙えて決勝レースも十分戦える安定した車両開発を急ぎ進める必要があります。レースにおいては、レースに「もし」があるとすればGT3クラスのアウディR8との接触が無ければ、優勝が確実だっただけに落胆してしまいましたが、「これもまたレース」と気分を改め再び気分を引き締めていきたいと思います。シーズンもいよいよ後半戦に突入しました。現在チャンピオンシップにおいては首位をキープしておりますが、最後の最後まで気を引き締めてスタッフ一同全力で戦って参りますので、皆様引き続きのご支援・ご声援をお願いいたします。

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Press release ST-5 Birth Racing Project


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