- GAINER DIXCEL SLS
- Driver: Katsuyuki Hiranaka / Bjorn Wirdheim
- 予選7位、決勝3位
- 予選日入場者数: 41,000人 決勝日入場者数: 67,000人
2013年6月15日(土曜日)
- 公式練習:13:00~14:50 気温:33度・路面温度:43度・天候:晴・路面状況:ドライ
- ノックアウトQ1:16:30~16:45 平中 克幸 気温:33度・路面温度:39度・天候:曇・路面状況:ドライ
- ノックアウトQ2:17:10~17:22 Bjorn Wirdheim 気温:33度・路面温度:38度・天候:曇・路面状況:ドライ
年に1度の海外戦が今年もマレーシアセパンサーキットで開催された。ここのところ日本の気温が低かったため、まず暑さに体を慣らしながらの走行となった。
平中克幸からコースへ。走り始めから路面状況が悪く、グリップが低いために、なかなかマシンの挙動が安定せず、アンダーが強い。スプリングや車高の調整を行い、セットアップを進めていく。
路面状況は最後まであまり変化はなかったが、BJORN WIRDHEIMに代わりマシンバランスをチェック。やはりアンダーはあまり消えず、このセッションでは15位のポジションで終了した。
セパンでの予選時間は、暑さを考えて普段より遅い時刻のスタートとなる。
ノックアウト予選1回目は平中が担当。スタート時間と共にピットを離れていく。
計測3周目にアタックをするが、他車がラインを塞ぎ思うように走行できない。次周もアタックを試みるが、タイムアップ出来なかったが、7番手でノックアウト予選2に進めることが出来た。
17時10分からQ2がオンタイムでスタートした。Q2はBJORNが担当する。スタートと同時にコースへ。
BJORNもなかなかクリアラップが取れず、3周目にアタックを行うが、やはり引っかかってしまう。1分34秒682のタイムを出すが、結局7番手でチェッカーを受けた。
- 平中 克幸コメント
- 朝の公式練習ではかなり苦戦して、いろんなセッティングの変更を試して臨んだ予選だったのですが、それが凄く良い方向に行って、車も乗りやすくなって、結果的にそれが7位というポジションに繋がったと思うのです。チームと僕らドライバーで力を合わせて良い方向に進めることが出来たので、この流れをキープして表彰台目指して頑張ります。
- Bjorn Wirdheimコメント
- 朝の走行時はマシンバランスも悪かったが、セットを変えて臨んだ予選ではかなり変わっていた。平中選手がQ1で良い仕事をしてくれて、私はQ2を走ることができた。しかし予選ではクリアラップが取れなかった。7番手のグリッドになったが、ウエイトを考えれば良かったのではないか。チャンピオンシップを考えても良いポジションからのスタートが出来ると思う。
2012年6月16日(日曜日)
- フリー走行:11:00~11::30 気温:32度・路面温度:39度・天候:晴・路面状況:ドライ
- 決勝54周(51周):16:00~ 気温:33度・路面温度:42度・天候:曇・路面状況:ドライ
昨日より気温はほとんど変化はないが、若干日差しが強く感じる中で、朝のフリー走行は開始された。
まずBJORNがコースへ。昨日予選の時よりもマシンバランスがあまり良くなく、アンダーステアがあるようだ。
その後ピットシミュレーションを行い平中と交代。平中はトラクションのかかりが悪く、オーバーステアになるところも有ると訴える。サーキットサファリでセット変更を行い、決勝に臨むこととなった。
決勝スタートはBJORNが担当する。オンタイムでフォーメーションラップが開始され、綺麗なスタートが切られた。1周目にNo.86 ランボルギーニにパスされ8番手でコントロールタワーを通過。
虎視眈々と前を走るマシンをパスする時機をうかがうBJORN。前が同じNo.52 Mercedesに変わり9周目にパスして7番手にポジションアップ。
続いてNo.86を11周目にパス。ペースの上がらないNo.0 Porscheも13周目に交わし、5番手に浮上。
前車はNo.61 BR-Zで、差は14秒あったが、徐々に詰めていき、ルーティーンのピットの時は4.7秒差まで迫っていた。27周目にNo.61と同時にピットへ。燃費が良いNo.61とはどうしてもピット作業時間に差が出来てしまい、平中がコースへ戻ったときは10秒差まで開いてしまっていた。
しかし、平中のペースは悪くなく、周を追う毎に差を縮めていっていたときに、No.61が周回遅れのマシンと接触、そのタイミングで難なく3番手のポジションを奪い取った。
トップ2台のNo.16 CR-Z.No.55 CR-Zとの差はこの時25秒。2台でバトルをしていたが、ほぼ平中とのラップタイムはほぼ変わらず、異次元の速さの2台には追いつけそうにもなく、平中も淡々と周回を重ねる。
4番手のNo.61との差も、徐々に開いていき、9秒差を持ってチェッカーを受けた。
50kgのウエイトを積んでいたが、3位表彰台を獲得出来たことは、チャンピオンシリーズにおいて、大きなポイントとなった。シリーズランキングも2ポイント差ではあるが、次戦菅生でもランキングトップで迎えることが出来る。
- 平中 克幸コメント
- 走り出しのフリー走行ではコンディションとタイヤのマッチングとかクルマのセッティングの部分で結構苦労してたんですけど、予選までにチームと話し合って、それがすごくいい方向にいきました。コンディションの変化も僕らのダンロップタイヤにとってすごくいい方向にいったと思います。決勝ではコンスタントなタイムを刻むことができました。今日は本当に路面コンディションとダンロップタイヤがすごくマッチして、それがこの結果につながったのかなと思います。今日の3位表彰台は今のベストな結果だったと思います。今年はなんとしてもチャンピオンを獲るために、この後のレースもチームとビヨンと力を合わせて、コンスタントにいい結果を出していきたいですね。
- Bjorn Wirdheimコメント
- 決勝はパーフェクトなレースだった。チームもダンロップタイヤもそして僕たちドライバーも良い仕事をしたと思う。僕のパートはとても大変でした。何度か抜こうと思ったのですが、かなりアグレッシブな走りをされて何度か当たってしまいました。トップを走る2台のホンダ車は異次元に速く、平中のペースも悪くなかったが、抜くことは無理でした。ポデュウムの一角に登れたことはとてもハッピーです。