スーパー耐久

スーパー耐久第3戦富士/SUBARU WRC エクスプレス

スーパー耐久シリーズ2003 第3戦
「スーパーTEC 」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■開催月日:2003年6月14-15日
■開催場所:富士スピードウェイ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇ FUJITSUBOインプレッサ 2戦連続ポールtoフィニッシュ!

S耐第3戦は富士スピードウェイで開催され、吉田寿博/清水和夫組の#2FUJITSUBO イ
ンプレッサがクラス2で2戦連続のポールtoフィニッシュを飾り、シリーズポイントリー
ダーとして2位との差を引き離した。また村山智之/松田晃司の#22avex・インプレッ
サはトラブルに巻き込まれながらも8位完走を果たして3ポイントを追加し、同点なが
らシリーズポイント2位を守った。

6月14日の予選日は、朝から蒸し暑い天気。今回のレースには45台の車両がエントリー
し、うちクラス2が12台で2台のインプレッサ以外はすべてがランサーという状態。
決勝のグリッドを決定する予選2回目。コースオープンと同時にコースインした#2イ
ンプレッサの吉田は開幕戦優勝のライバル#11ランサーを従えてのアタックで、1分
37秒687のクラストップタイムを出す。
いっぽう#22インプレッサの松田はクリアラップがなかなか取れず1分39秒120のタイ
ムながらクラス3位をキープした。#2インプレッサは2戦連続のクラスポール(総合6
位)、#11ランサーが2位(総合8位)
#22インプレッサが3位(総合11位)という予選結果となった。

15日は朝から深い霧が立ち込めたが、3万100人の熱心なファンがコースサイドにかけ
つけた。
13時45分にレースがスタート。#2インプレッサは吉田がスタートを担当し、序盤の
混乱もなく順調に周回を重ねた。
1時間半を過ぎた55周目、総合2位に上がっていた#2インプレッサは清水に交代。順
調に見えた#2インプレッサだったが、ブレーキのフェードが発生、なかなかペース
の上げられない清水を背後から#3ランサーが驚異的なスピードで追い上げていた。
レースの折り返し点に近い2時間を迎えようとするころ、最終コーナーで2台の車両に
よるアクシデントが発生し、セーフティカーが導入された。20分間のセーフティカー
導入のスキに#3ランサーはタイヤ交換のためにピットイン。代わって#11ランサー
が2位に浮上、再スタートが切られると2台の差は11秒あり、何とか逃げ切れるかと思
われた。
しかしフレッシュタイヤを得た#3ランサーが#11ランサーをかわして2位に浮上する
と、#2インプレッサとの距離を詰め、残り1時間となるころについに逆転される。と
ころがそのわずか5周ほど後に、#3ランサーはタービントラブルのために白煙を吐い
てペースダウン、リタイアとなってしまった。
これでトップに戻った#2インプレッサは、そのままチェッカーを受け、2戦連続のポー
ルtoフィニッシュを飾った。シリーズポイントも20点を加え55点となり、2位以下に
リードを広げ有利な状態で中盤戦に臨むことになった。

いっぽう#22インプレッサはスタートドライバーの松田が後続のランサー勢に囲まれ、
なんと6台の車両による3位争いが展開していった。
しかし25周を過ぎステアリングのトラブルが発生、松田は重いステアリングに悪戦苦
闘しながら何とか48周を走りピットに入った。
松田からバトンを受けた村山にもブレーキフェードが発生。村山は途中のセーフティ
カーランでブレーキを冷やしながら79周でピットイン、松田に交代した。レースも残
り40分となったころ、松田はブレーキトラブルでコースアウト。何とかコースに復帰
した後、メカニックスタッフの迅速な修復作業で再び車両をコースに送り出した。
最後はクラス8位でチェッカー。貴重な3点を加え、シリーズポイントも#11ランサー、
#57ランサーと同点の30点ながら2位を守った。

■吉田寿博選手(クラス優勝総合7位/#2FUJITSUBO インプレッサ)
「僕が乗っているときからブレーキのフェードでペースをあげられなかった、#3ラ
  ンサーに抜かれたときは今日は2位でいいと思っていました。清水さんもそんな状
  態でコースから出てしまうことなく最後まで運転してくれました。とても疲れてい
  たけど本当に感謝しています。今年はメカニックがミスなく作業をしてくれるので、
  こちらも結果を出さないといけないというプレッシャーがあって、これがいい結果
  に結びついていると思います」

■Race Results(クラス2)
1. #2   吉田寿博/清水和夫                FUJITSUBOインプレッサ        133
2. #20  植松忠雄/小林且雄/伊藤勝一      RSオガワADVANランサー        133
3. #57  大橋正澄/松浦俊之/松井猛敏     グラムライツ ランサーエボVIII 132
4. #3   中谷明彦/木下隆之               ジアラーランサーEVO VIII      131
5. #70  三上和美/藤澤哲也               リニューカーTCPROアドバン     130
6. #12  田中壮一郎/筒井紀美子/寺下昌宏 クイーンスクエア.ネットエボ  122
7. #6    冨桝朋広/関 豊                ファルケン☆ランサーEVO VIII  116
8. #22   村山智之/松田晃司              avexインプレッサ              115

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース