SUPER GT

STI 岡山GT300kmレース事前情報

◇SUPER GTスタート

インプレッサは改良マシンで上位入賞を目指す

 昨年までの全日本GT選手権はJAF管轄の“全日本選手権”から離れより国際的な交流を目指すインターナショナルシリーズのSUPER GTへと衣替え。その開幕戦がいよいよ岡山国際(昨年までのTIサーキット英田)で開幕する。 SUBARU車では、今年もCUSCO RACINGがクスコスバルADVANインプレッサでGT300クラスに参戦。ドライバーはコンビ6年目となる小林且雄と谷川達也で変更なし。改良されたインプレッサで昨年以上の成績、そして優勝を目指す。

 車両は基本的に昨年のボディをモディファイしたもの。主な改良点はオーバーフェンダーやホイールアーチ、そしてリヤのフレーム以外の部分の素材を鉄からアルミに変更して約10kgほどの軽量化を図ったこと。またテールランプ付近にあった機器類をデフ付近へ移動させることで、重心をより下げてセンター方向に移動させた。もともと重心の低い水平対向エンジンにこれらの改良を施すことで、自慢のコーナリングスピードにさらに磨きをかけることになった。

 STIがメンテナンスするエンジンは、全体的なレスポンスアップを図るために制御方法を変更。これにより低速からパワーもトルクもアップさせ、立ち上がりを良くした。

 冷却系では、大幅な改善が図られる。今年はWRカーにも採用されたレイアウトと同様に、ラジエターをV字マウントにして、その上にインタークーラーを傾けて置く設計にし、低重心化を一層推し進めた。ラジエターを通過した熱気は、背後に設けられたダクトから左右に排出され、熱変換効率も上がり安定した冷却効果が期待される。

 今回のエントリーはインプレッサの区分されるGT300クラスが26台、GT500クラスが18台の計44台と激戦。26日の公式予選1回目は10時30分~11時30分で、この予選での上位10~12台ほどが午後の予選2回目に進むことができる。予選2回目は1台ごとのアタックとなるスーパーラップ方式が採用される。27日のフリー走行は8時20分~50分。 82周の決勝レースは14時にスタートの予定。

■谷川達也選手
 「鈴鹿のテストは今季の初走行でした。車を造り替えてきたのですがマイナートラブルも出ていて、サスペンションもエンジンも調整中です。昨年はシリーズ全戦で完走することはできたのですが、ポイントを取れたのは2回だけでした。ですから今年は全戦完走&ポイント獲得を目指したいです。そのためにはトラブルやアクシデントのない確実な 走り、粘りのレースを心がけて、現状のチームの力を最大限に引き出せるよう頑張りたいです」

 ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]
http://www.subaru-msm.com



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