- 優勝 #8ロイック・デュバル(キグナス・スノコ・チームルマン)
- 「朝のセッションでは満足できるレベルまでマシンを仕上げることができました。ただ、1周のラップタイムは速いのですが、タイヤには少し負担がかかっていたようで、決勝は30周過ぎからコントロールするのがかなり難しい状態でした。それもあって、レース終盤、トップの小暮選手を捕らえるのは難しいと思っていましたが、ラッキーな形でトップに立つことができました。終盤のアンドレとのバトルもタイヤが厳しくて本当にタフな戦いでした。これまでのトップフォーミュラのなかでも1番厳しいレースだったと言えると思います。今年最後のフォーミュラレースで勝てて本当に嬉しいです。チームの苦労もようやく報われました。」
- 決勝2位 #2アンドレ・ロッテラー(ペトロナス・チームトムス)
- 「マシンはとても良い仕上がりでしたし、スタートでは山本選手をパスして2位に上がれ順調な滑り出しでした。SCランのピットインではトップに出るチャンスもありましたが、チームとのコミュニケーションがうまくいかず、ピットインの判断が少し遅くなってしまいました。再スタート後は燃料をセーブする必要があったので、小暮選手に逃げられる形になってしまいました。最後のロイックとのバトルでは、ロイックはタイヤがきつそうだったので、ボクの方が有利なはずだったのに……。でも、フェアで楽しいバトルでした。最終戦は欠場ですが、山本選手が良いレースをしないように祈ってます(笑)。」
- 決勝3位 #16山本尚貴(チーム無限)
- 「スタートはまずまずだったのですが、ロイックに先行されてしまいました。最後のSCラン後の再スタートはチャンスと思っていましたが、思っていたよりタイヤが温まっていなくて危うくコースアウトするところでした。でもマシンの調子もよく2人に大きく遅れずに走れたことは収穫です。負けたのは悔しいですが、今までのレースと比べると今回は2人に一番近づけたように思います。チャンピオンシップを考えると3位で終われたのは良かったです。」
- 優勝監督 土沼廣芳(キグナス・スノコ・チームルマン)
- 「スポンサーをはじめ、ご支援、ご協力、応援いただいた皆様、そしてチームに10年振りの優勝をもたらしてくれたロイックに感謝したいと思います。」
Photo: Yoshinori OHNISHI