☆☆ SKILL SPEED ☆☆ ☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆ ****全日本F3選手権第6戦**** 決勝レース 場所:スポーツランドSUGO/宮城県 日時:8月3日 天候:曇り(路面/ドライ) 伊藤大輔、スピンからの挽回も7位。 ラップタイムはトップと遜色なし。 初のポールポジションを獲得し、そのままの勢いで初めての優勝を狙う伊藤 大輔とスキルスピード、前夜は遅くまでマシンのチェックやミーティングを行 った。そして、日曜日。スタート近くなってくると、最終コーナー方面の雲が 多くなってきたが、決勝レースはなんとかドライで行えそうだ。 マシンの仕上がりが良いのは、このレースウィーク中確認できている。決勝 レースに向けてのシャシー・セッティングをぎりぎりまでエンジニアが考え、 また、我々の無限ホンダエンジンをチューニングしてくれる戸田レーシングの 担当エンジニアも入念にエンジンを調整してくれた。万全の体制で決勝レース に臨んだ。 ここ3戦、連続してスタートをしくじり、ゲームをふいにしている伊藤大輔 は、やはり緊張した表情でスタートを待った。周囲は百戦錬磨の強者ばかり、 その彼らに対して新人の伊藤が緊張を隠せないのも当然か。その注目のスター ト、伊藤は今度こそ抜群のクラッチミート。立川選手はやや出遅れ、スタート 直後の第1コーナーでホールショットを決めると誰もが思った瞬間、突然、失 速!痛恨のシフトミスで加速が鈍ると同時に立川選手が並びかけ、さらには脇 坂選手が後方から一気にジャンプアップ。伊藤は、立川、脇坂両選手に次ぐ3 番手にドロップしてしまった。 後方から立川選手と脇坂選手の動きをじっくりと観察する立場になった伊藤 は、徐々に自分のペースを取り戻しはじめ、9周目に1分21秒台をマーク し、前の2台との差を詰めはじめた。しかし、その直後に第2コーナーでスピ ン。なんとかコース上にマシンをとどめたものの、ポジションは13番手まで ドロップ。その後、トップ2台と大差ないラップタイムで失地を取り戻しはじ めるが、結局7番手まで追い上げるの精一杯だった。尻すぼみの結果になって しまったが、予選での安定感も出てきた。あとは結果にどうつなげていくか だ。チーム一丸となってこの課題に取り組み、次の西仙台ハイランド戦に挑 む。 ◆伊藤大輔のコメント 「スタートの瞬間だけは今度こそ決められたと思った。立川選手が出遅れるの も見れた。しかし、2速へのシフトアップをミスしてしまった。完全に失速し てあわててしまった。ただ、前の2台のペースに楽についていくことができ た、脇坂さんがトップに立ってレースが動き出したので、僕もペースを上げ始 めたら2コーナーでスピン。最悪の結果になってしまった。次こそは、表彰台 を狙います。」 以上 SKILL SPEED F3 TEAM 深尾栄一