Japanese F3

NAKJAIMA HONDA F3 SUGO REPORT

●レース名:1997年全日本F3選手権第6戦 菅生
●サーキット名:スポーツランドSUGO/3.704256×25Laps
●開催日:8月2日~3日
●天候:2日(予選日)/晴天  観客 万8100人(主催者発表)
        3日(決勝日)/くもり 観客4万1500人(主催者発表)

#64西翼選手、6位入賞。前戦鈴鹿に続き連続ポイントゲット!
シリーズポイントランキングも単独6位に!
#65山口大陸選手、予選で失敗するも決勝で粘り強く走り、2戦連続完走!

 全日本F3選手権もこの菅生大会でいよいよ後半戦に突入。前戦鈴鹿での活躍をこ
の菅生にも持ち込みたい#64西翼選手(にし つばさ)、鈴鹿で初完走を果たした#
65山口大陸選手(やまぐち たいろく)の両者は更なるパフォーマンスアップを望ん
でのレースウィークを迎えることとなった。
 恒例で行われる公式練習走行は7/31日(木)、8/1日(金)の両日行われ、4回
のセッション、合計4時間が行われた。これらのプラクティスセッションにおいて、
#64西翼選手は、終始安定したタイムを出し続け、常にトップ10内に入る好調さ
をキープ。
車のセッティングをチームスタッフと入念に重ね、順調な仕上がりを見せる。
 明けて8/2日(土)予選日。この日も前戦鈴鹿同様、30℃を越すサマーコンディ
ションの中10:30から公式練習が行われた。まずは路面状況を確認するため、両者共
にコースイン。順調に周回を重ね、セッティングの最終チェックを行う。結局このセ
ッションにおいて#64西翼選手は7位、#65山口大陸選手は19位で走行を終了。
フォーミュラ・ニッポンの公式予選を挟んで、いよいよ予選を迎える。タイヤ温存の
ため、約10分間のウェイティングの後、両者コースイン。#64西翼選手は計測1
周目で早くも1'21台のタイムをマーク。6番手のポジションキープし、更なるポジシ
ョンアップを狙いセッティング微調整の為にピットイン。しかし、ピットインの際、
オフィシャルからの車重チェックの合図を見落としてしまいそのまま走行。これによ
り、そこまで計測されていたタイムを抹消されるペナルティを受け、このことにいち
早く気づいた中嶋総監督は、すぐに残りのニュータイヤ投入の指示を出し、これ以上
の状況悪化を防ぐ作戦に出た。その後#64西翼選手は、抹消されたベストタイムを
更新するタイムを叩き出す。しかし、予選順位アップにはつなげられず7番手のポジ
ションを確保する。#65山口大陸選手は車のセッティングが決まらず20番手、後
方からのスタートとなってしまった。
ポールポジションにはただ1人1'20台のタイムをマークした#77伊藤大輔選手(第
1期SRS-F優秀卒業生)が見事獲得し予選を終了した。
 なお、 今大会はポイントリーダーの#7トム・コロネル選手が、同日開催で母国
のオランダ、ザンドボードで行われる「マールボロ・マスターズ・オブ・F3」に参戦
することとなり、今大会を欠場することとなっている。                            
            そしていよいよ決勝日。この日の天候は曇り、蒸し暑さが増したコンデ
ィションにわか雨によるレインコンディションも予想されていたが何とか天候も保ち、
前日に比べ、更に完全ドライのまま決勝スタート。
 波乱はスタートの1コーナーで起こった。トップグループ中4台の車が1コーナー
で絡んでコースアウト、セイフティーカーが入るアクシデントが発生する。この混乱
の中、#64西翼選手は見事なスタートを決めて4番手のポジションまでジャンプア
ップする事に成功しており、#65山口大陸選手も14番手までポジションをアップ
させていた。セイフティーカーの先導で2周の周回の後、再スタートを切った#64
西翼選手は、後方の車を押さえて4番手のポジションキープ。しかし、5周目に入っ
た2コーナーの進入で姿勢を崩しスピン。ポジションを1つ落としてしまう。その後、
順調に周回を重ねて行くも21周目ヘアピンの立ち上がりで姿勢を崩して、すぐに体
制を立て直すがこの間に後続車に先行され、6番手のポジションになってしまう。そ
して、ラスト2周は、序盤のコースアウトから後退し、激しい追い上げを見せていた
#77伊藤大輔選手と壮絶なバトルの末、伊藤選手を何とか押さえてフィニッシュ。
6位入賞、今期3度目のポイントゲットを果たした。#65山口大陸選手は、波乱の
多いレースを無事乗り切って11位完走を果たした。
 なおレースは、予選5番手の#1脇坂薫一選手とのバトルを制した予選2番手#2
立川裕路選手が見事今期初優勝を果たした。


■中嶋悟総監督のコメント
「西選手は2回のミスでポジションを2つ落としています。山口選手も連続完走を果
たしているもののまだまだパフォーマンス不足です。伸び盛りの2人に今後期待した
いと思います。」

●次戦は、9月6日~7日、宮城県、仙台ハイランドレースウェイで開催されます。


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