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SGT:第9戦富士決勝 カルソニック インパルZが2位表彰台 (NISMO)

■カルソニック インパルZが2位表彰台でシリーズ最終戦を終える

 決勝レース日は日中の最高気温20度と、晩秋とは思えない温かな一日となり、4万8,800人もの観客が富士スピードウェイを訪れていた。午後2時にフォーメーションラップが始まり、続いて66周300kmの決勝レースがスタートした。

 ポールポジションから飛び出した#12 Zは1周目には2位に0.9秒差をつけ序盤からリードを築く作戦を取った。そのままのハイペースで周回したトレルイエは、13周目には後続との差を2.9秒にまで広げたが、その後タイヤの摩耗によるハンドリング変化に対応しているうちに#32 NSXが背後に迫った。19周目のストレートでついに首位を明け渡し、26周目に3位へと後退。28周目にはピットインして星野にドライバーチェンジした。星野は挽回のためピットアウト直後から#17NSXを追い上げ、2周目の第1コーナーで捉えて逆転に成功した。約40周の長丁場を受け持った星野は再三背後を脅かす#17の追撃をことごとくはね除け、66周目のコントロールラインを2位で通過した。

 ニスモの2台は、序盤はタイヤをセーブする作戦を取り、スタート直後は下位を走ったが、10周を過ぎたあたりから、レース隊列の落ち着きを見計らって徐々にペースアップしていった。しかし、本山哲が駆る「XANAVI NISMO Z」(#23)は、15周目に#3 Zと接触してコースオフ。タイヤにフラットスポットを作って緊急ピットインすることになった。テールエンドの修理も行ったため、コースに戻った時には16位に後退していた。その後、後半のリチャード・ライアンに交代したのちも同車は力強い走りを見せ、最終的には14位で完走を果たした。

 一方、優勝すれば逆転チームチャンピオン獲得のチャンスがあった「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)は、スタートを受け持ったクルムが序盤を15位、14位で走行した後ペースアップ。暫定ながら最高4位まで順位を押し上げて後半の松田にドライバーチェンジした。松田は9位でレースに戻り、淡々とマイレージを重ねて48周目に8位となり、そのままレースをフィニッシュした。しかし最終周、#8 NSXの後ろから接触したことに35秒のタイムペナルティを課せられ、記録は9位完走となった。

 レース日の朝に行われたフリー走行では、速い周回タイムを記録していた「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3 セバスチャン・フィリップ/柳田真孝)は、序盤に#23 Zと接触、後半には#39 SC430と接触する不運があり、2度のドライブスルーペナルティを受けて15位完走でレースを終えた。

 また、同様に期待された「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、レースをスタートしたオリベイラが一時2位を走る好走を見せ、最終的には5位完走を果たした。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO



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