SUPER GT第8戦決勝日を迎えた14日、オートポリス上空はどんよりとした曇り空。高原のため気温も低く肌寒い。9時30分定刻、決勝へのセッティングを決めるフリー走行が始まった。
決勝を睨んでのセットアップのはずなのだが、今日のフリー走行は波乱含みだった。ランキングトップの#62 WILLCOM ADVAN VEMACと#2 プリヴェKENZOアセット・紫電が接触するなど、各所で接触、コースアウトが多発。セッション中盤にはGT300クラス、ポールシッターの#46 宝山DUNLOP Zがエンジントラブルかターン6のコース脇でストップ。車両排除とコース上のオイルを処理するため赤旗が提示された。
赤旗再開後もトップでコースインしようとした#23 XANAVI NISMO Zがピットレーン出口でストップ。オフィシャルに排除されるまで後続がピットレーンで渋滞するという一場面もあった。
GT500クラスのトップタイムをマークしたのは予選5位からスタートする#18 TAKATA童夢NSXで1分43秒117。2位は#3 YellowHat YMSモバHO! TOMICA Z、3位は#39 デンソーサードSC。
GT300クラスは、赤旗中断前に出したタイム1'51.951で#46 宝山Z。2位は#63 WILLCOM Z。3位には#4 EBBRO 350Rがつけている。
波乱の展開となったフリー走行、また午後には雨が降ることも予想され、決勝レースの展開は予断を許さない。また、両クラスのドライバーズチャンピンが最終戦を待たずにここオートポリスで決定する可能性もある。決勝レースは本日14時より65ラップで争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA