SUPER GT

SGT:第7戦もてぎ レクサスSC430が3位表彰台獲得 (TOYOTA)

GT300クラスではレクサスIS350が最後尾から追い上げ初勝利!
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2戦連続の3位表彰台獲得となった
PETRONAS TOM\'S SC430 36号車

 SUPER GT第7戦「MOTEGI GT 300km RACE」が9月13日(土)、 14日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 年間9戦で戦われるSUPER GTも今大会を含め残り3戦。終盤戦へと入り、タイトル争いもますます白熱の度合いを増している。

 今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに25台の計41台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスには2台のレクサスIS350と2台のトヨタMR-Sが出場した。

◆予選◆

 13日(土)に行われた予選は、通常のスーパーラップ方式ではなく、ノックダウン方式で行われた。好天の下、予選1回目が10時10分から、ノックダウン方式で行われる予選2回目が午後2時50分にスタート。

 GT500クラスはセッション1で上位12台、セッション2で上位8台へと絞られ、最終のセッション3に進んだ4台のレクサス SC430のうち、ENEOS SC430 6号車が好タイムで今季ベストの3番手グリッドを確保。宝山 KRAFT SC430 35号車が5番手、ランキング上位に付けタイトルを争うPETRONAS TOM'S SC430 36号車が6番手。同じくタイトルを争うZENT CERUMO SC430 38号車はセッション2で敗退。10番手グリッドとなった。

 GT300クラスでは、予選1回目で圧倒的なトップタイムをマークしたウェッズスポーツIS350 19号車が、予選1回目終了後の車検で車両規定違反が発見され、タイムを抹消。その後予選は通過したが、グリッドは最後尾の25番手となってしまった。一方で、GREEN TEC KUMHO IS350 52号車が最終セッションまで残り、予選過去最高位となる9番手グリッドとなった。

◆決勝◆

 14日(日)も好天に恵まれ、日差しは強いものの、やや涼しい風が秋を感じさせる天候の下で午後2時にレースがスタート。

 6番手グリッドの36号車が好スタートで5位に浮上。一方で、10番手スタートの38号車は、1周目に他車と接触を喫しスピン。最後尾までポジションを落としてしまった。

 3番手スタートの6号車はポジションを守り、上位争いを展開。その後、中盤のピットを終えても、大きな順位の変動はなかったが、39周目、35号車がGT-Rをパスし6位に浮上。40周目には、他車のピットインもあり、3位の6号車に36号車、35号車が続き、レクサスSC430が3-4-5位を占めて後半戦へと突入した。

 ファイナルラップに36号車が6号車をパスし、3位に浮上すると、そのままチェッカーを受け、 36号車は前大会鈴鹿に続き、2戦連続の3位表彰台獲得となった。この結果、暫定ドライバーズポイントランキングでは、 36号車の脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラーが、首位と同ポイントの2位へと浮上した(同ポイントの場合は、上位入賞回数の多い方がランキング上位となる)。好走を見せた6号車は今季最高位となる4位フィニッシュ。35号車が6位、スタート直後のアクシデントで最後尾までポジションを落としながら追い上げた38号車が9位。25号車が10位に入りポイント獲得を果たした。

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最後尾から素晴らしい追い上げで初勝利を挙げた
ウェッズスポーツIS350 19号車

 GT300クラスでは、最後尾25番手スタートの19号車が、スタート直後から目覚ましい追い上げを見せ次々と前走車をパス。中盤のピットの時点で4位まで追い上げると、勢いはその後も止まらず、52周目、ついに首位浮上。そのまま逃げ切り、トップでチェッカー。レクサスIS350は、参戦5戦目にして、見事初勝利を挙げた。

 9番手からスタートを切った52号車も粘り強く走り抜き、8位でフィニッシュ。初ポイント獲得となった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
 トップ争いをするには、今回はもう一つ速さを見せることは出来なかったが、表彰台の一角を獲得し、チャンピオン争いをリードすることが出来た。残り2戦、最後まで全力を尽くして最終目標を目指したい。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社



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