- 2011年SUPER-GT IN KYUSYU 250km
- JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC
- 観客動員数:予選日12,500人・決勝日:23,500人
- 予選:6位・決勝:2位
- Dr:Tetsuya TANAKA / Katsuyuki HIRANAKA
2011年10月1日(Sat)
- 9:00~10:45 FREE PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:16℃ 路面温度:21℃12:00~12:35:FIRSTQUALIFYINGPRACTICE天気:FINE 路面状況:DRY 気温:21℃ 路面温度:29℃
- 14:35~:SUPERLAP QUALIFYING 天気:FINE 路面状況:Dry 気温:20℃ 路面温度:30℃
2年ぶりに戻ってきた九州で開催されるSUPER-GT。沢山のファンの方が待ちわびていたということがわかるほど、沢山のお客様が来場されておりました。ここオートポリスはJIMGAINERにとっても、非常に相性の良いコースで、2009年では優勝も飾っております。
今回のレースは、シリーズリーダで、もしくは出来るだけ優位な形で最終戦を迎えるためには絶対落とせないレースです。天気も搬入日の金曜日は雨が降り、気温もぐっと下がってきたものの、雲1つない秋晴れの中フリー走行は開始されました。
スタートは平中克幸。走り出しはアンダーが非常に強く思いように車が曲がらず、車高を下げたり、キャンバーを付けたりしたが、改善されずセットアップが思うように捗らない。その後リアのダンパー等調整し、残り40分を残し田中哲也と交代。若干不安が残るフリー走行となった。
1時間15分のインターバルを挟んで1回目の予選が開始された。予選前にスプリングの交換、ダンパーを調整し平中がスタート。朝とはマシンのバランスも大きく変わり、計測2周目にはすでに1分52秒台をマーク。
3周計測後に田中と変わり、田中は基準タイムをクリアすると2周計測でピットへ。続いての300クラス専有時間になり、再び平中がアタックを開始する。1分51秒385のタイムで暫定3位を獲得。10分間の専有時間は終わり、スーパーラップに駒を進めることができた。
今回スーパーラップを担当するのは平中。8番目にコースに入っていく。それまでに2台がスピンをして脱落。平中も慎重にコースを周回し、スーパーラップ予選が始まった。
しかしどうもマシンの動きが先ほどのアンダーステアだった予選1回目と違いオーバーステアが出ている。路面状況が変わり、マシンがピーキーになってしまったようだ。なんどもスピンしそうになりながらも体勢を立て直し、1分51秒台に入れてきた。しかし、断トツに速いNo.62レガシーが1分50秒447と2位以下を0.9秒ほどの大差を付けてポール。11号車は6位のポジションから明日はスタートすることが決まった。
- Tetsuya TANAKA Comment
- 正直もう少し上を狙っていたので少し残念ではありますが、ただセッティングを色々やっていくなかで、方向性も見えてきたので、明日に向けて何とかなりそうです。最悪ではなかったですが、最高でもなかったですね。
- Katsuyuki HIRANAKA Comment
- 朝からの走行で凄く車のバランスが悪く、正直今回はどうなるかわからない状況の中でスタートしました。走行が進むにつれて車のバランスも良くなって、コンディションも良くなったので、1回目は良い状態で走る事が出来たのですが、スーパーラップ予選前に、マシンセットを少し変更していったら、バランスががらりと変わってしまって、思うようにタイムを伸ばすことが出来ず残念でした。決勝では気持ちを切り替えて頑張ります。
2011年10月2日(sun)
- 9:20~9:50 FREE PRACTICE / 10:00~10:15:CIRCUIT SAFARI 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:15℃ 路面温度:17℃
- 14:00~: FINAL 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:17℃ 路面温度:22℃
朝からぐっと気温が下がり、日差しも雲の影からなかなか顔を出さない。路面温度も20℃を超えることなく、決勝日のフリー走行は開始された。決勝での不安があった為に、昨日のスーパーラップの1発のタイムが出せる標準に近いセッティングから大幅に変更し、タイヤの持ちを考えたセッティングへと変更を行い田中がまずコースへ。
タイヤに厳しいオートポリスだけに、タイヤの持ちも重要なポイントとなるため田中が多めに走行。残り7分で平中と交代。平中は昨日のスーパーラップセッティングからの確認のためアタック。タイヤの持ち優先への変更であったが、交換用タイヤには相性が良く、1分52秒041で久しぶりにトップに名前を刻む。セカンドスティントのタイヤの持ちは読めない状況ながら、タイム的には決勝でも期待の持てるフリー走行となった。その後のサファリでも周回を重ね、手応えを感じたようだ。決勝は朝のフリー走行と変わり、日差しも届き始め路面温度も20℃を越えてきた。スタートを担当するのは田中。ただ、スーパーラップ予選で臨んだタイヤを使用するため、どれくらい周回できるかの不安があり、2ピット作戦も考えられた。300クラスの規定集回数は15周。しかし、その後もオートポリスの路面を考えると少しでも周回数は伸ばしておきたい。
田中は良いスタートを切ったものの、予選順位7位のNo.4 BMW Z4に先行を許してしまう。1位のNo.62以外がほぼ同じ様なラップタイムを刻み、数珠繋ぎでコントロールタワーを通過。10周を越えた辺りから徐々にタイヤもきつくなりだしたのか、ラップタイムが徐々に落ち始めるが、他車も同様の様で抜かれることもかといって抜くこともなく周回を重ねる。
19周目に平中と交代。平中もタイヤを労りながらプッシュしていく。ピットが終わった時には20位までポジションを落とすが、No.4、No.31、No.25を次々とパス。全車ピット作業を済ませた36周目には、4位までポジションを上げていた。
前を行くNo.14 IS350とはこの時点で2秒差まで詰めより、2位のNo.紫電とは37周目には3.5秒まで詰め寄っていた。10周に渡ってこの3台のバトルが繰り返されていたが、47周目に前の2台が1コーナーで接触。それを見逃さず少し後方から見ていた平中はするすると2台のインを通り2位に浮上。そこからは3位のNo.14も寄せ付けない走りで快走。今期4度目の2位でチェッカーを受けた。シリーズを争っているNo.4は9位と下位に沈んでしまった為、再びシリーズランキングトップに返り咲き、5点差をもって最終戦に臨むことになります。
- Tetsuya TANAKA Comment
- 今出来る最高の結果で終われたと思います。流れ的に微妙な感じでスタートしましたが、その中でも2位という結果が残せたことで、最終戦はトップで迎えられます。最終戦はチーム一丸となって頑張りたいです。
- Katsuyuki HIRANAKA Comment
- ここ数戦はウェイトハンディや性能調でなかなか良い結果を出せていませんでしたが、また表彰台に上がる事が出来て嬉しいです。今シーズンはこれで4回目の2位になりますが、今回の2位はこれまでとは違い、本当に嬉しいです。週末を通して決して良い流れでスタート出来たわけではありませんでしたが、チーム力を発揮できたからこその結果だと思います。これでまたランキングトップになりましたし、最終戦は優勝してシリーズチャンピオンを決めたいと強く思っています。