SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 レースは500kmを消化。NSX勢が相次いでトラブルに見舞われる中、レイブリックが急浮上!

スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは全行程の丁度半分となる87周を消化した。
86周終わりで#22MOTUL AUTECH GT-Rが3度目のルーティンストップを行ったため、 87周終了時点では#100RAYBRIG NSX(井出有治/細川慎弥/松浦孝亮組)がトップに立った格好だ。
2位には#12カルソニックGT-R、3位には#23ザナヴィニスモGT-R、#22モチュールは4位につけ、 GT-Rが2-3-4位を走行している。

最初のスティントをトップで終えた#22モチュールは57周目に2度目の、86周終わりで3度目のピットストップを行った。 ほぼ均等割りで5回ストップの勘定だ。
これに対し#12カルソニックと#100レイブリック、#23ザナヴィらは長めスティントで4ストップ作戦を採る模様。

#22モチュールは49周目のシケインで周回遅れに引っかかった隙に一旦は#6エネオスSCの飯田章にトップの座を奪われるが、 6号車は22号車より更に短いスティントで走行しており、55周終わりで2度目のピットへ。これで再び22号車がトップに返り咲いた。

その後方からハイペースの追い上げを展開していたのが#100レイブリックだ。
2スティント目を担当した細川も井出に劣らないアグレッシブな走りで前を行くクルマに襲い掛かり、 52周目に#36ペトロナスSCを駆る脇阪寿一を、そして55周目には#17リアルNSXを駆る金石勝智をも抜き去った。 この間に#6エネオスSCがピットストップを行ったこともあり、100号車は一気に2位に躍り出た。

細川は62周終わりでピットイン。再び井出にステアリングを託すが、この時点で先行する22号車との差は約30秒。 これはスタート時点とほぼ同じ。まったくの同一ペースでここまで走ってきたことになる。
井出は2度目のスティントでもハイペースで飛ばしに飛ばし、徐々に#22モチュールとの差を詰めていく。

86周終わりで22号車が3度目のピットインを行ったときには、その差は26秒あまりにまで縮まっていた。
この先のピットタイミングいかんによっては充分逆転も可能なはずだ。

しかしピットスタートの100号車が快進撃を繰り広げている一方で、他のNSX勢には相次いで試練が襲い掛かった。
#1ARTAは53周目のシケインであろうことか同じNSXの#32エプソンと接触。
エプソンは左リヤ、ARTAは右フロントにダメージを負ってそのま予定外のピットストップを行うこととなった。
更に#18TAKATA童夢も同じ周回で左フロントのスローパンクチャーに見舞われてスロー走行を強いられて緊急ピットインとなった。

#17リアルも一時ペースを落とすが、こちらは徐々に挽回して7位まで盛り返してきた。

GT300はどこよりも長い40周スティントを敢行する紫電が500km終了時点でもトップ。
2番手には#26ユンケルポルシェ、3番手に#7ORC雨宮RX-7、#62ウィルコムヴィーマックがつけているが、 この3台が短めのスティントであるのに対して#46レオパレスZや#95ライトニング・ マックイーンMR-Sらも長めのスティントで走行しており、予断を許さない状況だ。

しかし40周終わりで最初のピットストップを完了した#43ARTAガライヤはアウトラップで突然のスローダウン。 そのままガレージに直行することとなった。

ポールシッターの#77クスコスバルインプレッサは78周目のヘアピン立ち上がりで何らかのトラブルによりスピン。 そのままガレージに戻って修復作業に入っている。

Text:Kazuhisa SUEHIRO



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