SUPER GT

SGT:第2戦岡山 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430、予選13位から追い上げ決勝7位! (JIMGAINER)

  • 2010年SUPER-GT第2戦 岡山300km
  • JIMGAINERDIXCEL DUNLOP F430
  • 観客動員数:予選日9000人・決勝日:16000人
  • 予選:13位・決勝:7位
  • Dr:TetsuyaTANAKA/KatsuyukiHIRANAKA

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2010年4月3日(sat)
  • 8:20~9:20・FREEPRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:5℃
  • 10:15~11:15・FREEPRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:10℃
  • 12:55~13:40・QUALIFYING PRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:11℃
  • 15:10~:KNOCKDOWN QUALIFYING WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:14℃

gt_r02_jg_02.jpg  練習走行は今までとは違って、1時間ずつ2回の時間が与えられた。この日は天気は良いものの、4月と思えないほど気温も低く、風も冷たい。

 そんな中、平中克幸から走行を開始した。7周の周回後田中哲也と交代。田中も10周の周回をこなし、再び平中と交代。コーナー中のアンダーステアと、その後のオーバーステアに悩まされていた。

 10時15分からの走行もオンタイムで開始された。気温は上がったものの、風は強く寒さは変わらない。路面温度もなかなか上がらず、25度程度だった。この回は田中から走行を開始。先ほどからのアンダーステアはあまり改善されず、リアウイングの調整、ダンパーの調整、スタビの調整と順を追ってマシンセットに余念がない。しかし、なかなか思うようにセットが出せず、不安の中2回の練習走行は終了した。

 1回目の予選は12時55分から45分間。この予選は2人のドライバーがまず予選基準タイムをクリアすることが条件。タイムがクリアできなかった場合は、2回目の予選に進めないことになる。この回は2人ともユーズドタイヤでタイムアタックを行う。まず田中からタイムアタックを開始。3周計測で平中にチェンジ。平中も3周計測でピットへ。基準タイムは楽々クリアしたものの、やはりタイムが伸びない。思うように踏んでいけないようで、まだまだセットに課題が残る。路面温度が思ったほど上がらないのも原因のひとつのようだ。

 1時間30分後に、今回も採用されたノックダウン予選が始まる。まず300クラスからノックダウン予選1回目が開始された。今回は開幕戦とアタックドライバーの順番を変えてきた。まず田中がタイムアタックを開始。1番にコースインしていく。4周目に1分33秒159をマーク。やはりまだ思う様なマシンに仕上がっていないようだ。何とか14番手でセッション2に駒を進めた。

 500クラスのセッション1を挟み、300クラスのセッション2が開始された。この回は平中が担当する。計測3周目に1分32秒518のタイムを計測するが、路面コンディションが徐々に良くなり、他車が次々とタイムを更新してくる。2番手のポジションにあった名前もあっという間に10番手に。最終計測でも平中はタイムアップが出来ず、結局13番手でこの回を終えた。10番手までしか次のセッションに進むことが出来ないため、第2戦は13番手のポジションからのスタートが決定した。このポジションからのスタートは、田中・平中コンビニなってからのワースト記録となり、明日の決勝での挽回を、チーム全体が誓った。

田中哲也
 去年一昨年以来ドライ路面でのトップテンを逃しました。マシンがそういう状態なので、これからもっと仕上げていかないといけませんね。明日の決勝は、今日の練習走行でのロングも、タイムが出ていないし、かなり良くない状況だったのですが、決勝は決勝なので、いかに明日の朝で仕上げていけるかが勝負ですね。
平中克幸
 予選は13番手でしたけれども、明日の決勝は追い上げて、見応えのある素晴らしいレースをしたいと思います。開幕戦は予選が良かったので、今回もいけるとは思っていたんですが、コンディション的に今回は合いませんでしたね。明日は頑張るだけです。
2010年4月4日(sun)
  • 9:00~9:45:FREEPRACTICE
  • 9:55~10:10:CIRCUITSAFARI WEATHER:CLOUDY CONDITION:DRY TEMPERATURE:9℃
  • 14:00~:FINAL WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:17℃

gt_r02_jg_03.jpg  決勝日は気温も徐々に上昇。昨日と違って風も穏やかで、最高のレース日和になった。今回も決勝日の朝のフリー走行は45分間与えられた。昨日の課題を何とか解消するために田中から走行を開始。やはり、なかなかアンダーもオーバーも消えない状況の中でも、両ドライバーは1分34秒~35秒の決勝ラップのタイムは出していた。その後、サーキットサファリで最後の調整を行い、走行は終了した。

 気温も17度と4月の気候に戻り、さくらもほぼ満開状態。そんな中、オンタイムで決勝のフォーメーションは開始された。

 スタートドライバーは田中。スタートして、1周目の裏ストレートで1台パスされるがすぐに抜き返す。しかし、Wヘヤピンの1つめで2台絡み1台がスピンコースアウト。2台後方を走行していた田中は行き場を失い、グラベルへ回避。ダートを走った為に一気に18番手まで後退。この時コース上に居た300クラスの最後尾までポジションを落とすこととなってしまった。ダートを走った事によるマシンへのダメージは無いようで、ここから怒濤の追い上げを見せる。

 コース幅も狭く、抜きどころの少ない岡山国際サーキットでは前車を抜いていくのはかなり大変な作業となる。しかし田中は、ストレートが一番速くなかなか抜けずにいたNo.5ビーマックを7周目に、9周目にはNo.62LEGACYB4をパス。徐々に順位を上げていく。

 ストレートの速い№9PORSCHEを13周目にパス。ラップタイムもトップより速く、15周を終わった時点でもトップとの差は25秒とそんなに大きく引き離されていなかった。18周目にNo.26PORSCHEも抜き去り、No.27FERRARIも抜き、11番手に浮上。38周目に平中と交代するまで16秒前を行くNo.2紫電を追いかけていた。

 平中が交代してコースに戻ったときも11番手をキープ。しかしピットでNo.27FERRARIに先を越され(タイヤ無交換のため)再び追いかける形に。ラップタイム差が1周2秒近くあったので、46周目にはパスし、33秒前を行くNo.86ランボルギーニを追いかける。前を走る4台がバトルを展開し、ラップタイムが上がらないとこにより、徐々に平中が追いついていく。4台の内のNo.33PORSCHEをパスしたのが67周目。しかし、徐々にタイヤもきつくなりだし、平中もペースを上げられない。

 途中No.19が単独コースオフ、No.7がマシントラブルでコースオフ。75周目にチェッカーを受けた時には7番手でコントロールラインを通過していた。

田中哲也
gt_r02_jg_tanaka.jpg  スタートしてバックストレートで1台抜かれたのですが、ヘアピンで抜き返し、Wヘヤピンでもう1台抜きにいったところで前車がスピンアウトしてきたので、避けるところが無くダートへ行ってしまいました。コースに戻る事も出来て、良いペースで走ることも出来たので追い上げていってたのですが、代わる前の10周くらいは急にタイヤがタレてきてしまって、トータルではペースを上げることが出来ませんでした。代わるまでコンスタントに走れるようにしないと、せっかく前に詰めよっても最終的には離されてしまう事になってしまうので、結果が残せないのでまたその辺りを改善しないといけないですね。
平中克幸
gt_r02_jg_hiranaka.jpg  昨日の予選、フリー走行の結果を考えたら最終的に7位でチェッカーを受けたことは良かったと思います。レースで長い距離も走れましたし、今後に生かせるデータも取れたと思うので、自分自身も次に期待したいと思います。
Text & Photo: JIMGAINER


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