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SGT:第4戦SUGO GTA定例会見「2014年は海外2戦を含むシリーズ9戦+特別戦を開催。新型車両は第5戦鈴鹿で発表」

GTアソシエイション(GTA)はスーパーGT第4戦の行われているスポーツランドSUGOで定例会見を行い、2014年仕様のGT500車両を次の第5戦鈴鹿で公開すること、来シーズンはシリーズ戦9レースと特別戦1レースを開催する予定であることなどを発表した。

DTMと共通規格のモノコックを使用することが既に決まっている2014年仕様のGT500については、第5戦ポッカサッポロ1000kmが開催される鈴鹿サーキットでレースウィークの金曜日に発表会が行われる。
このお披露目に先立って、ホンダ、トヨタ、ニッサンの3メーカーに対しては、調整のために各社4時間ずつの事前テストを行い、万全の体制で発表会に臨むよう要請しており、既にホンダについてはツインリンクもてぎで走行を行ったとのことだ。
また、発表後は9月から開幕までにGTA主導で4回の合同テストが予定されているが、具体的なスケジュールや開催サーキットについてはこれから調整していくという。

また、来季はシリーズ9戦+特別戦1戦となる。
シリーズ戦のうち2戦は海外での開催となる予定で、6月に韓国、10月にはタイでのレースが開催される。
既にJAFにカレンダー申請を出しており、8月10日には発表になる模様。
韓国戦については、今シーズンも5月にエキジビジョンレースが予定されていたが、残念ながら諸般の事情により延期となっていた。それを開催地も含めて一から仕切り直しする形で開催準備を進めているという。
また、タイの北東約380kmのブリーラムという街に現在ヘルマン・ティルケ設計によるサーキットの建設が進められており、8月に完成が予定されている。スーパーGTではここで10月にシリーズ戦を行うという。
このサーキットは、地元のプロサッカーチームである「ブリーラム・ユナイテッド」のオーナーが所有するもので、2万5000人収容のサッカースタジアムに隣接して作られるとのこと。
タイでの開催については既に先月基本合意に達しており、8月11日に日本国内で調印式が行われる予定だ。
韓国戦、タイ戦はスーパーGTの東南アジア展開を見据えて行われるものであり、GT300車両による各国での選手権開催を実現するためにも重要と位置づけられている。

なお、今年も富士スピードウェイで富士スプリントカップとして行われる特別戦は、来シーズンについては開催地も含めて未定とのこと。
西日本での開催の可能性もありそうだ。

その他、DTMに参戦するメルセデス、アウディ、BMWに対し、GTAサイドから第5戦の開催されたノリスリンクにて交流戦の開催やスーパーGT参戦への打診を行ったとのこと。
アウディとBMWについては、現在ワークスでの活動をメインにしており、2014年に車両をカスタマー供給の形で日本に送ることは出来ないが、2015年以降であれば可能性はあるという。メルセデスについてはITRを含めて話し合いを行った上で、2014年に参戦できるかどうかを考えるとの回答があったようだ。
DTMとは2017年にエンジンを含めて車両規則が完全に統一される予定になっており、交流戦の開催なども話し合われているという。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO


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