SUPER GT

SGT:第4戦SUGO GAINER DIXCEL R8 LMS、我慢のレースで6位に入賞し貴重なポイントをゲット! (GAINER)

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  • GAINER DIXCEL R8 LMS
  • DRIVER:Tetsuya TANAKA / Katsuyuki HIRANAKA
  • 予選:14位 決勝:6位
  • 予選日入場者数:9500人 決勝日入場者数:27500人
2012年7月28日(土曜日) 晴れ
公式練習:8:15~10:05
  • 気温:33度・路面温度:39度・路面状況:ドライ
  • Q1:12:40~12:55 平中克幸 気温:35度・路面温度:56度・路面状況:ドライ
  • スーパーラップ:14:30~ 田中哲也 出走できず

 昨年の大震災から早1年4ヶ月が過ぎ、牛歩ではあるが復興も徐々に進み、今年も被災地から250名の方をGTAが招待した。GAINERの支援活動でご縁が出来た北上町の方もたくさん招待され、スポンサーであるPENALTY様がその方たちのために、Tシャツを作ってくださりました。

 直前の鈴鹿でのテストでは雨が降り、なかなか思うようなテストが出来ない中での前半戦最後の第4戦菅生。気温、路面温度共に今期一番の暑さの中で開催された。

走り始めは平中克幸から。走り出しのセットは悪くはなく、2種類のタイヤを履き比べ、より良いセットを見つけていく。しかし思った以上にライバルたちのタイムは速く、決勝に向けたタイヤを選択するか、予選に賭けてタイヤを選択するか悩むところだった。

 続いて田中哲也が乗り込み、マシンバランスの確認し、1時間50分の走行はあっという間に終わってしまった。

 予選1回目は平中が担当する。予選よりも決勝に重点を置いたタイヤ選択を行いアタック。

 徐々にペースを上げ、計測2周目には1分23秒726で昨年のポールタイムを上回り2番手につける。しかしその後タイムを更新するが、あっという間に10番手まで後退。

 この時点で他車がスピンストップし赤旗が提示される。このまま走ってもタイムは上がらないと判断し、この時点でアタックを断念。平中はマシンから降りる。

 残り7分が提示され予選1回目が再開されると、次々とタイムが更新されていき、結局15番手まで後退し、セパンに続いてスーパーラップには残ることが出来なかった。

 その後、赤旗原因になった車両のタイムが抹消され、14番手グリッドが確定した。

田中哲也コメント
 決勝に向けたタイヤを選んでいるので、予選は下位に沈みましたが、決勝で挽回できるようなチョイスはしているので、どれだけポジションを上げられるか、もっと車を仕上げて頑張ります。
平中克幸コメント
 タイヤの戦略的なこともあって、自分の中ではミスなくだいたいこのくらいのタイムは出るであろうと想定したタイムでした。その中でどれくらいの位置にいるかということで、結果的に15位だったということです。周りがどんなタイヤを使ってアタックしているかはわかりませんが、僕たちより速いタイムで走っていたので、この順位になってしまいました。ただ僕がやらなければならないことはしたつもりですし、頭切り替えて明日のレースでは追い上げて1ポイントでも多く稼いで、良い形でレースを終えたいですね。
2012年7月29日(日曜日) 晴れ
フリー走行
  • 9:40~10:52
  • 気温:31 度・路面温度:38度・路面状況:ドライ
  • 決勝81周(76周):14:00~ 気温:31度・路面温度:42度・路面状況:ドライ

 昨日よりも若干雲がかかってはいるものの、暑さはほとんど変わらず、灼熱の中で最後のマシン調整が行われた。

 走り出しは田中。昨日使用したユーズドタイヤで走行を開始するが、リアが全く付いてこずオーバーステアのマシンになっているようだ。リアの足回りを調節し、再びコースへ。今度はコーナーでのアンダーステアがひどくなったようだ。この時点で赤旗が提示され、平中と交代。

 平中も同様に昨日よりバランスも悪く、アンダーステアもオーバーステアも出るとコメントする。再度リアの調整を行い、フリー走行は終了した。

 スタートの1時間と少し前に、スコールのような激しい雨がサーキットを濡らしていた。しかし雨はすぐに止み、厳しい太陽の日差しが容赦なく降り注ぎ、グリッドへの向かうときには若干濡れているところもあったが、ほぼドライ。スタート時点では完全にドライ路面の中でレースは始まった。スタートを担当するのは田中。

 500クラスがスタート直後の1 コーナーで、予選2番手、3番手が接触しコースアウト。300クラスの1コーナーは黄旗が振られ、田中はパスするタイミングを逃してしまう。しかし、No.66がクラッチトラブルで戦線離脱。

 No.43をパスし、1周には12番手に浮上。しかし1 コーナーでは3周に渡り黄旗区間となり、田中はそれ以上ポジションを上げられずにいた。

 しかし4周目にNo.27が単独スピン、11番手に。この時でもトップから12台が10秒以内を走行する団子状態に。

 そんな中でも田中は着実に前を捉えパスしていく。予定通り29周目にルーティーンのピットを終えるときには7 手までポジションを上げていた。

 しかし、燃費の悪いAUDI R8は給油に時間が掛かり、タイヤ交換をベストでこなしても44 秒も掛かってしまう。他車はタイヤ無交換や、2本交換、JAF-GT車両に至っては燃費が良く、給油時間も20秒から30秒近くAUDI R8とは差があるため、レース距離が長くなればなるほどほど、FIA-GT3車両は非常に不利な戦いになる。

 平中がコースに復帰したときには、16番手まで後退、実質ピットに入る前とでは4台に先行される形になっていた。

 平中もマシンバランスが悪いと訴えながらも、1分25秒台の安定ラップを刻む。すべての車両がピット作業を済ますと、ポジションは11番手まであがり、続いてNo.4 BMWをパスし10番手に。

 その後6番手を走行していたNo.61が単独スピンし9番手に浮上。ペースの上がらなくなったNo.43もパスし8番手に。残り5 周となったところでNo.911、No.31 プリウス、No.0 BMW とNo.11の4台が接近戦を演じる。タイヤの厳しくなったNo.31にNo.0が74 周目の1コーナーで急接近。接触したところを平中がインを刺しスルリと2台をパス。このままのポジションを守りきり、6番手で75周のレースを終えた。

田中哲也コメント
 決勝のタイヤは結構ライフも良くて、最低限のポイントは取れたと思います。次の鈴鹿を考えると、ピット作業の長さの課題があり、回数も3倍4倍になると作業時間の差もどんどん開いていって、今のような展開だったら順位がどんどん下がっていくばかりなので、今日のレースは何とか耐えられたけど、次のレースの課題が見えたレースでした。
平中克幸コメント
 正直菅生は厳しい戦いだったのですが、そんな中でも6位でフィニッシュ出来、0号車の前でチェッカーを受けられて、同ポイント2位になっているので、悪かった中で最善は尽くせたのではないかと思います。鈴鹿は距離も長くなるのですが、表彰台目指して頑張ります。

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Text & Photo: GAINER


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