SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎ決勝 #1中嶋一貴がポール・トゥ・フィニッシュで今季初勝利。トムスが1-2フィニッシュを達成

2013全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦「もてぎ2&4レース」の決勝が8月4日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#1中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が終始レースをリードし、今季初勝利を挙げた。
(天候:雨>くもり コース:ドライ 観客動員数:予選/9,500人、決勝/15,500人)

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今回は二輪の全日本ロードレースと併催ということもあり、決勝レースは通常より遅く、午後3時15分にフォーメーションラップを開始した。
メカニック退去となるスタート5分前の時点で、大粒の雨が落ち始めたが、これはすぐに止んでレースの進行に大きな影響を及ぼすほどではなかった。

ホールショットを奪ったのはポールの中嶋。その後ろでは5番手スタートとなった#2アンドレ・ロッテラー(トムス)が見事なスタートダッシュで1コーナーで3位に浮上、4コーナーでは2位の#8ロイック・デュバル(ルマン)を抜いて2位に浮上してきた。
その後方では、開幕戦優勝の#40伊沢拓也(ダンデライアン)が1周目のビクトリーコーナーで#16山本尚貴(無限)と
絡んでグラベルに捕まり、惜しくもここでレースを終えてしまった。

トップの中嶋は序盤からファステストラップを連発、後続のロッテラーとデュバルを引き離しに掛かる。
しかし濡れた路面をスリックで走ることにかけては抜群の能力を持つ二人はしぶとく食い下がり、9周終了時点でもトップと2位のギャップは僅か1.3秒。
それでも13周で2.6秒、レースが折り返し点を過ぎた27周目には4.499秒と差を広げていった。

さて今回はレース距離52周に対し、燃料搭載量103リッターで走行できるのは42周前後。
最低でもあと10周分の給油が必要な状況だ。
そのため最初に給油作業を行った#38平手晃平がピットに飛び込んだのは11周目。これはスタート時に傷めたノーズを交換する目的もあったようだが、この平手を皮切りに次々とピットインするドライバーが相次ぐ。

しかし上位陣がピット作業を行ったのはレースが終盤に差し掛かろうという30周過ぎからとなった。
最初に動いたのはロッテラー。
34周終わりでピットインし、作業時間15.6秒でコースへ。
続いて35周終わりでデュバル。15.1秒でピットを離れたが、ロッテラーがアウトラップを飛ばしに飛ばしたこともあり、順位を上げることは叶わなかった。

続いてトップの中嶋が36周目にピットイン。ここで右フロントタイヤが外れないトラブルが生じたが、どうにか給油時間ないに収拾を付け、15.8秒でピットアウト。
この時点で#39国本雄資(セルモインギング)、#32小暮卓史(ナカジマレーシング)は、ピットストップを済ませていなかったが、中嶋は彼らの前でコースに戻ることが出来た。

中嶋を追うロッテラーは41周目に中嶋の記録していたファステストラップを更新、トップを追い上げに掛かる。
41周終了時点でのギャップは3.0秒。42周目には2.5秒と徐々に縮まってきた。

すると中嶋は43周目にペースを上げ、ロッテラーとの差を2.8秒に広げる。
そこからは両者1分35秒台前半のハイペースの応酬でその差は一進一退を繰り返す展開になり、中嶋は最後までロッテラーにつけいる隙を与えず、52周のレースを逃げ切り今季初優勝を達成した。

2位はロッテラー、3位にはデュバル、4位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとトヨタエンジン勢が続き、ホンダエンジン最上位は小暮の5位だった。
また、ルーキーの#7平川亮も7位に入り、2戦ぶりにポイントを獲得している。

次戦はスポーツランドSUGO。9月29日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Katsuhiko KOBAYASHI


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