
初優勝を飾ったルーキー片岡 (Photo:K.Takeshita)
波乱のレースで漁夫の利を得た片岡が嬉しい初優勝!
快晴となった富士。全日本F3第6戦の決勝はGTの予選の合間に行われた。
連勝を狙うポールスタートの#7モンティンは出遅れ、逆に昨日はミスでレースを
棒に振ってしまった#1小暮が一気にジャンプアップ。しかし、3周目に#1小暮の
背後につけていた#37平中がトップに立ち、#37平中、#1小暮、#7モンティンの順
で3台がトップグループを形成。
レースはこのまま進むかと思われたが、5周目にトップグループで波乱があり、
1コーナーで#37平中が、Aコーナーで#1小暮と#7モンティンも接触して脱落。
あっという間にトップ3が消えてしまった。
ここで、ストップしたマシンを排除するためセーフィティカーが入り、レースは
仕切り直し。
6周終了したところで再スタートしたレースは、9周目の1コーナーで#64佐藤が
#36片岡をかわしてトップに立つが、#36片岡も負けじと13周目に再逆転。その後
は#36片岡が逃げ、#64佐藤は追い上げてきた#3ザンガレリとバトルを繰り広げる
ことになる。
後方のバトルで楽になった#36片岡は残り周回をきっちり走ってフィニッシュ。
初優勝を飾った片岡は、「とにかくハッピーです。セーフティーカーが入ってか
らクルマのバランスが良くなりました。次も表彰台の一番上を目指します」と満
面の笑みを浮かべた。
2002年5月3日 富士スピードウェイ(静岡県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Car-----------------Lap-GoalTime(Behind)-
1 36 片岡龍也 ダラーラF302/3S-GE 21 33'06.118
2 3 M.ザンガレリ ダラーラF302/3S-GE 21 - 1.231
3 64 佐藤晋也 ダラーラF302/MF204B 21 - 1.285
4 8 横溝直輝 ダラーラF302/3S-GE 21 - 3.496
5 2 長屋宏和 ダラーラF302/MF204B 21 - 10.362
6 33 吉本大樹 ダラーラF302/3S-GE 21 - 16.313
7 11 星野一樹 ダラーラF302/MF204B 21 - 17.596
8 18 中村裕史 ダラーラF302/3S-GE 21 - 25.951
9 12 富澤 勝 ダラーラF302/SR20VE 21 - 33.926
10 5 西村秀樹 ダラーラF302/3S-GE 21 - 39.270
-----------------------以上完走---------------------------------
7 P.モンティン ダラーラF302/3S-GE 5 - 16Laps
37 平中克幸 ダラーラF302/3S-GE 4 - 17Laps
* 1 小暮卓史 ダラーラF302/MF204B 4 - 17Laps
----------------------------------------------------------------
Fastest Lap #37 平中克幸 1'28.534 3/4 178.914km/h
* #1は、国際モータースポーツ競技規則付則L項違反により訓戒およびペナルティ
ポイント1を課す。
