
(C)Honda
2002 AUTOBACS 全日本GT選手権シリーズ第8戦 "SUZUKA GT300km"
<決勝>
Honda NSXが1-2フィニッシュ、シーズン最多勝(5勝/全8戦)を記録
Mobil 1 NSX(松田/R.ファーマン組)、シーズン3勝目を飾る
■開催日 :2002年11月16日(土)~17日(日)
■開催地 :鈴鹿サーキット(三重県)<全長5.821km>
■決勝レース :52周(約302.692km)
■天 候 :晴れ
■コースコンディション :ドライ
■気 温 :12.5℃(15:00現在)
■湿 度 :62%
■観客数 :32,000人(主催者発表)
11月17日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて2002年全日本GT選手権
シリーズ(JGTC)の最終戦となる「SUZUKA GT300km」の決勝レースが行われた。
Honda NSXの4チームがドライバーズ部門のタイトル獲得の可能性を残して迎えた最終
戦鈴鹿。予選3番手から逆転チャンピオン獲得を目指した松田次生/ラルフ・ファーマ
ン 組(Mobil 1 NSX)は、2周目にベストラップを記録し、13周目にトップに立つ
とそのまま逃げ切りシーズン3勝目を飾った。続く2位には予選6番手から積極的な
走りをみせた土屋圭市/金石勝智 組(ARTA NSX)が入った。これにより、Honda NSXは
1-2フィニッシュを飾るとともに、シーズン最多勝(5勝/全8戦)を記録した。
タイトル獲得の可能性を残していた加藤寛規/光貞秀俊 組(RAYBRIG NSX)は4位。道
上 龍/伊藤大輔 組は10位。予選2番手スタートのセバスチャン・フィリップ/リチ
ャード・ライアン 組(TAKATA 童夢 NSX)はトップ争いの中、13周目にコースアウ
トし、14位に終わった。
2002年のHonda NSX勢は、無限×童夢プロジェクトがチーム部門のタイトルを獲
得。ドライバーズ部門では松田次生/ラルフ・ファーマン組(Mobil 1 NSX)がシーズ
ン3勝目を飾りながらも、トップに1ポイント差の2位でシーズンを終えた。なお、
Honda NSXが最多勝を挙げたことにより無限がエンジンチューナー部門のタイトルを獲
得した。
●Honda NSX出場チームと戦績
No. マシン名 エントラント名 監 督 ドライバー H・W 予選 決勝
16 無限 NSX 無限×童夢プロジェクト 熊倉 淳一
道上 龍伊藤 大輔 100 9位 10位
18 TAKATA 童夢 NSX
S.フィリップR.ライアン 70 2位 14位
8 ARTA NSX AUTOBACS RACINGTEAM AGURI 鈴木亜久里
土屋 圭市 金石 勝智 30 6位 2位
64 Mobil 1 NSX Mobil 1 Nakajima Racing 中嶋 悟
松田 次生 R.ファーマン 60 3位 優勝
100 RAYBRIG NSX チーム国光with MOONCRAFT 高橋 国光
加藤 寛規 光貞 秀俊 30 7位 4位
※タイヤ=全車ブリヂストン H・W=ハンディウェイト(kg)
○永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GT開発プロジェクトリーダー
Honda NSX-GTに対する暖かいご声援有り難うございました。
チャンピオンタイトルを目指して全力を注いできた結果、最終戦の鈴鹿を1-2フィ
ニッシュで飾ったことによって、前回確定したチームタイトルに加え、チューナータ
イトルも獲得することができました。残る一つのドライバータイトルの面では、あと
一歩で及びませんでしたが、これもレースだと思います。この気持ちをバネにしてま
た明日から開発に取り組みたいと思います。最後にもう一度、シーズンを通しての暖
かいご声援、本当に有り難うございました。
優勝 #64 Mobil 1 NSX
○松田 次生(Tsugio Matsuda)選手
今日のレースは勝つことだけを考えて走りました。ただ、ミスをしないよう慎重にド
ライブしました。レース終盤でペースが上がっていないことは自分でもわかっていま
したが、後続を最後まで抑える自信はありました。シーズン3勝という数字は我々が
ベストを尽くした結果だと思います。ファーマン選手とはフォーミュラニッポンでも
チームを組んでいますが、彼と一緒に仕事をしてとても勉強になりました。彼とチー
ムを組めたことは今後に役立つと思います。
○ラルフ・ファーマン(Ralph Firman)選手
優勝できたことをとても嬉しく思います。今シーズン、中嶋監督やチームスタッフが
良い仕事をしてくれたこと、スポンサーであるMobil 1、PIAAの協力、そしてHondaが
素晴らしいクルマを与えてくれたことに感謝します。今シーズンの目標はフォーミュ
ラニッポンとJGTCのチャンピオンをとることでした。フォーミュラニッポンではシリ
ーズチャンピオンを獲得できましたし、JGTCではシーズン3勝もできたので満足して
います。ご声援有り難うございました。
2002 AUTOBACS JGTC Round8 SUZUKA GT300km
GT500クラス決勝結果
順位 No. 車名 ドライバー Lap タイム
1 64 Mobil 1 NSX 松田次生/R・ファーマン 52 1:46'44.403
2 8 ARTA NSX 土屋圭市/金石勝智 52 1:46'45.127
3 6 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪寿一/飯田 章 52 1:46'45.385
4 100 RAYBRIG NSX 加藤寛規/光貞秀俊 52 1:47'11.767
5 39 デンソーサードスープラGT J・デュフォア/織戸 学 52 1:47'13.157
6 1 auセルモスープラ 竹内浩典/立川祐路 52 1:47'44.757
7 25 FK/マッシモADVANスープラ 山路慎一/荒 聖路 52 1:48'16.996
8 23 カストロールピットワークGT-R 影山正美/E・コマス 52 1:48'25.888
9 36 トクホン トムス スープラ 土屋武士/W・ガードナー 52 1:48'39.569
10 16 無限NSX 道上 龍/伊藤大輔 51 1:47'19.043
11 30 綜警McLaren 岡田秀樹/黒澤治樹 51 1:48'13.571
12 35 プロジェクトμエスペリアスープラ 影山正彦/脇阪薫一 51 1:48'14.246
13 33 United UKYO SUPRA 近藤真彦/下田隼成 51 1:48'16.405
14 18 TAKATA童夢NSX S・フィリップ/R・ライアン 49 1:46'47.407
15 87 HKS CLK 山西康司/五十嵐勇大 48 1:47'03.583
16 37 ZENT トムス スープラ 黒澤琢弥/野田英樹 46 1:36'22.809
17 12 カルソニックスカイライン 田中哲也/B・トレルイエ 36 1:48'26.283
以上規定周回数完走。出走20台
Fastest Lap No.64 Mobil 1 NSX ラルフ・ファーマン 1'58.531
■GT500クラス・ドライバーズランキング
順位 No. ドライバー ポイント
1 6 脇阪寿一/飯田 章 75
2 64 松田次生/R・ファーマン 74
3 1 竹内浩典/立川祐路 65
4 100 光貞秀俊 63
5 16 伊藤大輔 59
6 100 加藤寛規 55
7 36 土屋武士/W・ガードナー 52
8 22 本山 哲/M・クルム 51
9 18 S・フィリップ/R・ライアン 47
10 8 土屋圭市/金石勝智 46
11 37 黒澤琢弥 38
12 37 P・モンティン 38
13 16 D・シュワガー 35
14 39 J・デュフォア/織戸 学 33
15 25 山路慎一 32
16 25 荒 聖路 32
17 76 服部尚貴/田嶋栄一 27
18 16 道上 龍 24
以下略
■GT500クラス チームランキング
順位 No. チーム ポイント
1 16,18 無限×童夢プロジェクト 96
2 6 ESSO TOYOTA Team Le Mans 75
3 64 Mobil 1 NAKAJIMA RACING 74
4 1,33 TOYOTA TEAM CERUMO 69
5 36,37 TOYOTA TEAM TOM'S 65
6 100 チーム国光 with MOON CRAFT 63
7 22,23 NISMO 62
8 8 AUTOBACS RACING TEAM AGURI 46
以下略
■GT500クラス エンジンチューナーランキング
順位 チーム ポイント
1 無限 133
2 トヨタテクノクラフト 121
3 オーテックジャパン 60
4 BMW Motorsport 24
5 東名エンジン 3
以下略
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