全日本GT選手権

JGTC 第8戦 鈴鹿 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


(C)NISMO

全日本GT選手権シリーズ(JGTC)第8戦(最終戦)
SUZUKA GT 300km 決勝
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■開催月日:2002年11月17日
■開催場所:鈴鹿サーキット
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■カストロール ピットワークGT-R 最終戦は8位完走!
   ザナヴィ ニスモGT-Rはエンジントラブルでリタイヤ

<決勝 Start 14:00 Fine / Dry>
決勝レースの行われた鈴鹿地方の天候は曇り。ただし気温は13℃で、前日とほぼ同
等であった。レースは14:00にフォーメーションランがスタート。#22ザナヴィ ニ
スモGT-Rは、本山哲がレースをスタート。1周目に早くもポジションをひとつ上げ
て10位となったが、その後ハンディウェイトを積まない僚友の#23に先を譲り、2台
そろって周回することとなった。そして、#16NSXがオーバーランしてタイムロスし
これをパス。10周目には#37スープラがピットインして9位に。さらに、トップ争い
をしていた#18NSXのコースアウトで8位となった。その後#1スープラを抜いて7位に
上がり、23周目にピットインしたときには6位となっていた。
ミハエル・クルムに交代し、8位でコンペティションに戻り、さらに上位進出のチャ
ンスをうかがった。ところが、クルムは突然のエンジン不調を訴えて27周目にピッ
トイン。ガレージで点検したところターボチャージャーが壊れており、レース続行
を断念することとなった。

#23カストロール ピットワークGT-Rは、エリック・コマスがスタートドライバーを
つとめた。12番手からスタートした#23は、3周目にチームメイトの#22の前に出て9
位となると、13周目には早くも6位にまでポジションアップした。21周目までこの
ままの位置をキープしてピットイン。影山にドライバーチェンジした。しかし、交
代後早々にブラックフラッグが提示され、ペナルティストップを命じられる。エリッ
ク・コマスのスティントで、黄旗追い越しのペナルティが取られていた。影山は、
ピットエンドのペナルティエリアで10秒ストップし、コースに戻っていった。11位
に順位を落とした影山は、レース後半をミスなく周回し、8位で52周目のチェッカー
フラッグを受けた。
本年のJGTCレースは、全日程を終えた。#22ザナヴィ ニスモGT-Rのドライバーは、
チャンピオンの可能性を残して最終戦に臨んだが、リタイヤとなったためポイント
を加算することは叶わなかった。

■エリック・コマス
「クルマのバランスが良く、思うように走れていた。ペナルティを取られたのは、
  シケインの立ち上がり。前の車にさえぎられ、ポストが見えなかったんだ。残念
  です」

■オーテックジャパン・川口エンジニア
「#22のエンジントラブルは夏の鈴鹿1000kmレースとは別のものでしたが、同じター
  ボチャージャーの破損でした。今年はシーズン途中からV6エンジンを投入し、デ
  ビューイヤーならではのトラブルもありました。
  これからのオフシーズンに開発を進め、来年の開幕には新しいメニューを盛り込ん
  でまたサーキットに戻って来たいと思います」

■ニスモチーム小河原監督
「今年は新エンジンの投入で色々なことがありましたが、大きな進歩を遂げたと思
  います。その過程でシャシーの課題も明確になりました。
  来年は新しい車両規則に合わせてシャシーは、大きく変わります。開幕からトップ
  争いができるクルマを作ますので、どうか皆さん期待していてください」

■ニスモ佐々木社長
「今年はシーズン途中でエンジンを変えてのチャレンジでした。来年に向けてのネ
  タもたくさん仕込むことができました。日産の新しいモータースポーツ活動は、
  これから新しい幕開けを迎えます。まずは1月のダカールラリーにご期待下さい。
  来年は日産自動車同様にモータースポーツも『V字型回復』の年にしたいと考え
  ております。来年も是非ご声援を頂きますようお願いいたします」

■決勝結果  Result GT500
POS  No  Car  Driver  Time
 1 #64  Mobil 1 NSX  松田次生 / ラルフ・ファーマン                1:46'44"403
 2 #8  ARTA NSX  土屋圭市 / 金石勝智                                   -0"724
 3 #6  エッソウルトラフロースープラ  脇阪寿一 / 飯田 章               -0"982
 4 #100  RAYBRIG NSX  加藤寛規 / 光貞秀俊                             -27"364
 5 #39  デンソーサードスープラGT  ジェレミー・デュフォア / 織戸 学 -28"754
 6 #1  auセルモスープラ  竹内浩典 / 立川祐路                        -1'00"354
 7 #25  FK/マッシモADVANスープラ  荒 聖治/山路慎一                 -1'32"593
 8 #23  カストロールピットワークGT-R  影山正美 / エリック・コマス   -1'41"485
 9 #36  トクホン トムス スープラ  土屋武士 / ワイン・ガードナー     -1'55"166
10 #16  無限NSX  道上 龍 / 伊藤大輔                                   -1Lap
17 #12  カルソニックスカイライン  田中哲也 / ブノワ・トレルイエ       -16Laps
DNS #22  ザナヴィ ニスモ GT-R  本山 哲 / ミハエル・クルム            -25Laps

上記の詳細情報は「NISMO official web site」をご覧下さい。


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