2006年11月1日トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム・マンスリーレポート 第7号
全日本F3選手権 |
●第17、18戦: 3人のドライバーがTDPの支援を受け戦っている全日本F3選手権は、10月21日(土)、22日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで、シーズン最終大会を迎えた。
21日(土)の午前中に行われた予選では、F3デビューイヤーながら、ランキング2位につけ、逆転タイトルを狙う大嶋和也(トムス)は、第17戦7番手、第18戦は5番手のタイムをマーク。 一方、石浦宏明(ナウモータースポーツ)が第17戦で自身初となるポールポジションを獲得。第18戦は7番手グリッドとなった。
TDPドライバーとしてシーズン途中からF3にデビュー、まだ3大会目となる松村浩之(トムス)は、第17戦12番手、第18戦11番手から決勝へ臨むこととなった。 続いて午後1時半に開始された第17戦決勝では、ポールポジションの石浦宏明が好スタートから逃げ、見事ポール・トゥ・ウィンで初優勝を飾った。一方、タイトルを争っていた大嶋和也は12周目にまさかのコースオフでリタイア。チャンピオン獲得はならなかった。また、松村浩之は9位でポイント獲得を果たした。
22日(日)最終戦となる第18戦が午前10時55分にスタート。5番手スタートの大嶋和也は快調に順位を上げ、3位でチェッカーを受けたが、レース後に車両規定違反の抗議が出されて失格。チームは裁定に対し控訴し、結果は暫定。
ドライバー | 車番 | 第17戦 | 第18戦 | ポイントランキング | ||
グリッド | 決勝 | グリッド | 決勝(暫定) | (暫定) | ||
大嶋和也(トムス) | 36 | 7番手 | リタイア | 5番手 | 失格 | 3位(185ポイント) |
石浦宏明(ナウモータースポーツ) | 33 | 1番手 | 1位 | 7番手 | 6位 | 9位(68ポイント) |
松村浩之(トムス) | 37 | 12番手 | 9位 | 11番手 | 10位 | 15位(5ポイント) |
エッソ・フォーミュラトヨタ |
●第8戦: いよいよシリーズ大詰めを迎えたエッソ・フォーミュラトヨタシリーズには、TDPの支援を受け、3人のドライバーが参戦している。10月21日(土)、22日(日)に栃木県・ツインリンクもてぎで行われた第9戦では、若手ドライバーによる激戦が繰り広げられた。
21日(土)の予選では、井口卓人、国本京佑がアタック序盤から好タイムをマークし、井口卓人が3番手、国本京佑が4番手グリッドを獲得、窪田善文は7番手から決勝へ臨むこととなった。 翌22日(日)の決勝レースは、4番手グリッドの井口卓人が好スタート。3番手の国本京佑は出遅れ、順位が入れ替わった。
その後もこの2台が激しい3位争いを繰り広げる中、国本京佑は10周目に痛恨のオーバーラン。コースには復帰したものの、順位を落としてして後退。 結局、井口卓人が自己最高位となる4位でフィニッシュ。窪田善文が7位、国本京佑は8位に終わった。
シリーズ最終戦となる第10戦は、11月26日(日)富士スピードウェイで行われるトヨタ モータースポーツ フェスティバルにおいて開催される。
ドライバー | 車番 | 第9戦グリッド | 第9戦決勝 | ポイントランキング |
国本京佑(トムス・スピリット) | 7 | 3番手 | 8位 | 6位(48ポイント) |
井口卓人(トムス・スピリット) | 8 | 4番手 | 4位 | 7位(45ポイント) |
窪田善文(トムス・スピリット) | 6 | 7番手 | 7位 | 12位(11ポイント) |
フォーミュラチャレンジ・ジャパン |
●第7,8戦: メーカーの垣根を超えて、若きドライバーがしのぎを削るフォーミュラチャレンジ・ジャパンは10月21日(土)、22日(日)に、栃木県のツインリンクもてぎで第4大会が開催された。
21日(土)に行われた第7戦の予選では、TDP支援ドライバーである井口卓人、国本京佑らが上位を争い、窪田善文がここに割って入り、4番手グリッドを獲得した。さらに、国本京佑が5番手で続き、コンマ1秒以内の僅差ながら、井口卓人が9番手、増田定臣が11番手となった。
15分間のインターバルを経て行われた第8戦の予選では、井口卓人が4番手、国本京佑が5番手。窪田善文は10番手、増田定臣は13番手から決勝へ臨むこととなった。 午後3時半、第7戦の決勝レースがスタート。スタート直後の1コーナーで上位の2台が接触。この混乱に国本京佑が巻き込まれ、1周目にして戦線離脱を余儀なくされてしまった。
この混乱をうまくすり抜けた井口卓人が9番手グリッドから見事2位に躍進。窪田善文も4位で、3周のセーフティカー導入の後、再スタートが切られた。序盤戦から井口卓人は猛追を受け一つポジションを落とすが、見事3位でフィニッシュ。初の表彰台を獲得した。窪田善文は5位。増田定臣は21位であった。
翌22日(日)、午後12時半から第8戦の決勝が行われた。4番手グリッドの井口卓人が好スタート。3位に上がるが、4周目にコースオフを喫し無念のリタイアとなってしまった。一方、5番手スタートの国本京佑は、後続の猛追を受けるがポジションを守り、5位でフィニッシュ。窪田善文が7位、増田定臣は16位でレースを終えた。
ドライバー | 車番 | 第7戦グリッド | 第7戦決勝 | 第8戦グリッド | 第8戦決勝 | ポイントランキング |
井口卓人 | 16 | 9番手 | 3位 | 4番手 | リタイア | 8位(34ポイント) |
国本京佑 | 22 | 5番手 | リタイア | 5番手 | 5位 | 10位(22ポイント) |
窪田善文 | 13 | 4番手 | 5位 | 10番手 | 7位 | 12位(18ポイント) |
増田定臣 | 14 | 11番手 | 21位 | 13番手 | 16位 | 17位(11ポイント) |