2006全日本ラリー選手権 第5戦 「シンフォニーラリー2006 in ひよし」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2006年6月23日~25日 ■開催場所:京都府 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ターマックキング勝田範彦、無念の2位
開幕戦からターマック2連勝!ターマックキングの面目躍如といった感じの勝田範彦。第4戦のグラベルラウンドは3位入賞。そして迎えた今回の第5戦はターマック。ここはなんとしても勝ってシリーズ争いを断然有利にしておきたいところだ。 今回開催される全日本ラリーは、昨年は2輪駆動部門として行われたが、今年はルール改定で駆動輪別のイベント分けがなくなったため、JN4クラスのドライバーは初挑戦のコースとなった。 「今回は勝ちます」と語っていた言葉どおり、勝田はSS1をベストタイムで上がってきた。2番手はライバル奴田原文雄が1.3秒差、3番手は北村和浩が勝田の6.3秒差でつけていた。だがSS2に入ると奴田原がラリーをリードし始める。SS2は奴田原ベスト、SS3は炭山裕矢がベストタイムをマークするも、奴田原はわずかコンマ2秒落ち。勝田は奴田原に1秒負けて8番手タイム。どうも勝田はセッティングが合っていないようだった。 SS1~3を終えて20分のサービスを受け、勝田はセッティングを新たに次のステージに臨んだ。だがSS4~7の4SSすべてを奴田原が最速タイムで駆け抜けた。勝田も負けじと2番手タイムであがるものの奴田原との差はジワジワと広がっていく。 SS8で勝田が待望のベストタイムをマークするが、奴田原は勝田のコンマ2秒差の2番手タイムを出し差があまり縮まらない。この時点で勝田とトップ奴田原との差は8.4秒にまで広がっていた。 SS9のギャラリーステージは石田正史がこの日初のベスト。勝田は石田のコンマ7秒落ち。SS10はアクシデント発生でキャンセルとなり勝負はSS11、12、13の約10km。奴田原との差は約9秒。 それでも勝田はマキシマムアタックを敢行するが、奴田原にSS11、12と連続奪取を許してしまう。勝田は最終SSをベストであがったものの時すでに遅し。勝田は2位でラリーを終えることとなった。 奴田原の先行を許し、最後まであきらめずに追いかけたものの、わずかに届かなかった勝田。今回は今シーズン最後のターマックイベント。何としても勝ちたかった。ラリーを終えて勝田は「グラベルで奴田原さんに勝ちたい」と語った。■Race Results
Pos | Cl-Pos. | Driver/Co Driver | Car | Time/Diff |
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1. | JN4-1 | 奴田原文雄/小田切順之 | ADVAN-PIAAランサー | 37:01.7 |
2. | JN4-2 | 勝田範彦/北田 稔 | SUBARUラリーチームジャパン・インプレッサ | +10.3 |
3. | JN4-3 | 石田正史/宮城孝仁 | DLテイン マルシェ ランサー | +39.5 |
4. | JN4-4 | 松井孝夫/佐藤忠宜 | アドバンPIAA・KYBランサー | +50.1 |
5. | JN4-5 | 北村和浩/晝田満彦 | think3・DL・インプレッサ | +58.0 |
6. | JN4-6 | 炭山裕矢/沼尾敬廉 | クスコスバルADVANインプレッサ | +1:29.5 |
7. | JN3-1 | 横尾芳則/石丸智之 | ARUZE TRD C-ONE CELICA | +1:56.5 |
8. | JN4-7 | 杉村哲郎/松井和子 | ADVAN el WM ランサー | +2:03.6 |
9. | JN3-2 | 仲 鉄雄/川北幹雄 | シックスセンスゼロインテグラ | +2:06.1 |
10. | JN4-8 | 大庭誠介/高橋 巧 | REPSOL-ADVAN ランサー | +2:13.8 |