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JRC第2戦久万高原ラリー SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

2006全日本ラリー選手権 第2戦
「2006年久万高原ラリー」
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■開催月日:2006年4月28日-30日
■開催場所:愛媛県
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◇SUBARUラリーチームジャパンが全日本参戦
その初陣を勝田範彦が優勝で飾る

 今から15年前まで、四国ではグラベル路による「ツール・ド・四国」という全日本選手権イベントが開催されていた。このラリーは荒れた路面と急峻な四国山地の地形からサバイバルラリーとも呼ばれ、過酷なラリーとして有名だった。今年開催された全日本ラリー第2戦はその四国が舞台。ここでもまた違った意味での過酷なラリーが展開 されることとなった。

 SS1からラリーリーダーの座に着いたのは、ターマックキングの異名をとる勝田。新井モータースポーツでしっかり作り込まれたインプレッサ、そして勝田のターマックでの才能は、この後のラリー展開でも冴えわたった。SS2こそ堀田信に譲ったものの、SS3&4と連続ベストタイムをマークしてラリーリーダーの座をしっかりキープ。それと同時に後続の前年チャンピオン奴田原文雄ランサーとの差を着実に広げていく。
 SS5は松井孝夫のランサーにベストを譲ったものの2番手タイム。ラリー前半を終えて2番手の奴田原とは12秒の差をつけて、勝田はトップをキープしている。

 SS6でもベストタイムをマーク。そして迎えたSS7。雨に加えて霧がひどくなってきた。ここで勝田は奴田原を14秒引き離すベストタイムをマーク。その差を26秒にまで広げた。SS8&9は奴田原が連続ベストタイムをマークして巻き返しを図るが……。
 最終SSのSS10はひどくなる一方の霧、加えてナイトステージということで主催者はキャンセルの判断を下した。これで勝田のターマック2連勝が決定。ゴールでは、SRTJの4人のディーラーメカニックたちが笑顔で勝田を迎えていた。これで勝田はシリーズ争いでもかなり有利な展開に持ち込んだ。

 一方、前戦でラリーに復活したダートトライアラーの北村和浩。いきなり2位の好成績を残しているが、今回は結果からいえば4位。だが不慣れなペースノート走行、そして初めてのウエット路面、さらには初めての霧のなかでの走行と、初ものづくしのラリーでの4位は大健闘といえる。経験を積みさえすれば、勝田をも脅かす存在となり そうだ。

■Race Results
PosCl-Pos.Driver - Co DriverCarTime/Diff
1.JN4-1勝田範彦 - 北田 稔SUBARUラリーチームジャパン・インプレッサ52:33.8
2.JN4-2奴田原文雄 - 小田切順之ADVAN-PIAAランサー+12.0
3.JN4-3松井孝夫 - 佐藤忠宜アドバンPIAAKYBランサー+21.6
4.JN4-4北村和浩 - 晝田満彦think3・DLインプレッサ+1:00.0
5.JN4-5大庭誠介 - 高橋 巧REPSOL-ADVAN ランサー+1:06.3
6.JN4-6石田正史 - 宮城孝仁DLテイン マルシェ ランサー+1:17.5
7.JN4-7堀田 信 - 浦野昭美DLオサムBRIGランサー+1:25.8
8.JN4-8飯泉忠男 - 石田裕一クスコポテンザCMSCランサー+1:56.0
9.JN4-9炭山裕矢 - 沼尾敬廉クスコスバルADVANインプレッサ+2:09.8
10.JN3-1榊 雅広 - 井出上達也J&S クスコ KYB・BS インテグラ+2:10.1

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 [スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社



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