Japanese F3

JF3:第7,8戦富士 第7戦国本雄資、第8戦はマーカス・エリクソンが共に2勝目 (TOYOTA)

  • コース:富士スピードウェイ(4.563km)
  • 予選:6月27日(土)晴:ドライ
  • 第7戦決勝:6月27日(土)晴:ドライ
  • 第8戦決勝:6月28日(日)雨:ウェット
トムス勢は今季6度目の表彰台独占
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第8戦はポールポジションのマーカス・エリクソン(#1)が
そのまま逃げ切り、今季2勝目を挙げた

 全日本F3選手権の第4大会(第7戦、第8戦)が6月27日(土)と28日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 27日(土)午前10時40分から15分間にわたって、第7戦の予選がドライコンディションで行われた。セッション開始前からピットロード出口で待機し、先頭を切ってコースインしていったTDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイムをマーク。やや遅れてコースインしたエリクソンが1000分の1秒まで全く同じタイムをマークしたが、規定により、先にタイムを出した国本が今季3度目のポールポジションを獲得。エリクソンが2番手、TDPドライバー井口卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)が3番手につけた。

 10分間のインターバルを経て、ニュータイヤに交換してアタックが行われた第8戦の予選では、やはり先にコースインした国本が遅い車両に引っかかり、タイムアップを果たせず、エリクソンがポールポジションを獲得。国本2番手、井口3番手となった。

 Nクラスではアレキサンドレ・インペラトーリ(ACHIEVEMENT by KCMG)が2戦共にポールポジションを獲得した。

 午後3時55分に第7戦決勝(15周)が晴天の下でスタート。ポールポジションの国本は、スタートで並びかけたエリクソンを抑え、トップで1コーナーへ。井口もエリクソンを追い上げ、2番手を争ったが、その隙に5番手スタートの嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)がこの2台をかわし2位に浮上。

 しかし、エリクソンは2周目に嵯峨をパスすると、あっという間に国本に迫り、テール・トゥ・ノーズでのバトルとなった。

 激しい首位争いは最後まで続いたが、エリクソンを抑えきった国本が今季2勝目。エリクソンが2位。8周目に嵯峨をかわした井口が3位でチェッカーを受けた。

 28日(日)は、昼前に降り始めた雨のために、午後12時45分からのF3第8戦(21周)は、ウェットコンディションでの戦いとなった。

 ポールポジションのエリクソンが好スタートを切ったが、2番手の国本がやや遅れ、これをかわした井口が2位で1コーナーへ。続いて1コーナーへと侵入していった国本だったが、後続車に追突され、スピン。最下位までポジションを落としてしまった。

 トップ争いはエリクソンと井口の一騎打ちとなり、中盤ペースで勝る井口がしかけるも、パスするまでには至らず、そのままチェッカー。エリクソンが今季2勝目を挙げた。井口は2位。3位には、最下位から素晴らしい追い上げを見せた国本が入り、トムス勢は前大会に続き、2戦共に表彰台を独占した。

 Nクラスでは佐藤公哉(TEAM NOVA)が優勝。今季2勝目となった。

 今大会の結果、Cクラスのドライバーズランキングでは、トムスの3人がトップ3を占めているのは変わらないものの、1位の井口から3位のエリクソンまで、僅か3点差という激戦となっている。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社


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