Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝記者会見 両クラス上位3名のコメント

■Cクラス
優勝 関口雄飛(B-MAX)【2011年度ドライバーズチャンピオン】
f3_r16_r_pc_sekiguchi  「ポールからスタートして、1レース目に比べたら加速は悪かったんですが、なんとか凌ぎきれました。ファステストは取れなかったので、安田選手が3位になると1ポイント足りなかったので、なんとか4位でゴールしてくれと祈るように走っていました。事前に、自分が勝ってファステストを取った場合は、何位以下だったらいいという計算はあったので、4位だったら大丈夫というのは分かっていました。タイヤの状態は分からないんですが、そんなに悪くなくて、中盤、蒲生選手が追いついてきたんですけど、ここは抜けないコースなので、ペースは向こうの方が良かったんですけど、ダウンフォースが抜ける位置の圏内に入ってもらって、タイヤ使ってもらって、最後プッシュする計画でした。途中で16秒後半でちょっと離せたので、あとはNクラスが絡んで、タイムロスがあったんですけど、蒲生選手もロスしてたみたいでした。チェッカーのときはチャンピオンだと思っていましたが、安田選手が3位か4位か分からないので無線で聞くんですが、盛り上がってて全然分からなくて、何回も聞いてたんです。ピットに帰ってきたらピット前でみんなが『うぉー』とやってて、『取ったの?』と聞いても返答はなくて、でも、テンションを見れば何があったんだか分かるじゃないですか。その時に確信に変わりました。昨日の予選の11位は自分のミスじゃなくてタイミングが合わなかっただけで、クルマも良かったですし、15ポイント差を覆せたのはドライバーの精神力とか、気持ちで負けないところです。自分は今回、1回目の予選だけ不運がありましたが、あとはパーフェクトでできる限りのことをやったので、当然の結果かなと思っています。B-MAXさんがチャンスをくれなかったらこの場にいることはないし、本当に感謝しています」
決勝2位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r16_r_pc_gamo  「スタートがすごく良くて1コーナーで2番手に上がることができて、その後は抜くことだけ考えて必死に走ったんですけど、このコース抜くのが難しくて。金曜日から走って、積み重ねで最後のレースでクルマも良くなって、自分のドライビングも多少は良くなったと思うので、最後にいいレースができて良かったです」
決勝3位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r16_r_pc_yamauchi  「スタートで関口選手になんとか並びかけようと思ってがんばったんですが、届かなくて、いきなり蒲生選手が来たのが見えてたんですけど、トップに上がりたいという気持ちで、あそこで引いて左側にアウトサイドに寄ってたら多分2位は守れたんだと思うんですけど、1位に上がりたいという気持ちが強かったのでイン側にずっといたんですが、届きませんでした。あとは、前の2人に付いて行くこともできなくて苦しい展開になりましたけど、毎周毎周プッシュできたのでクルマは良かったと思います。安田選手に迫られてたときは、ペースが上げられなかったんですが、抜けないコースというのは分かっていたので自信を持って走っていました」
■Nクラス
優勝 千代勝正(NDDP)【2011年度ドライバーズチャンピオン】
f3_r16_r_pc_chiyo  「今日は4位スタートで、ギャリー選手がピットスタートになって、3位に上がりました。抜けないコースなので、スタートに集中してたんですけど、そのとおりに決まって野尻選手のアウトから1コーナーに並んでいきました。佐々木選手とマシュー選手が2台併走してたんですが、アウト側の方が車速が乗ったので、佐々木選手のアウトから2コーナーで並んでいって、加速が良かったので3コーナーでインを取れて、トップに立てました。トップに立ってからは自分が1位で、相手(野尻智紀選手)が4位に入ってしまうと1点差で負けてしまうというのを知っていたので、ファステストを取らないとタイトルがないというのは分かっていました。マシュー選手に近づきすぎてペースが上げられなかったので、これはやばいなと思って後ろが離れたときに、マシュー選手と距離をわざと取って、ファステスト狙いでアタックしたんですけどそれもうまくいって、本当にベストなレースができました。いまだに信じられないというか、16点差があったので、自分が全部勝っても相手が2位とかに入られると自力では無理だったんです。でも、自分のベストを尽くすしか方法はないので、とにかく自分の走りに集中していました。いままでもいろんなレースでプレッシャーは常にあるので、追う立場としてはプレッシャーを感じずに、自分のレースに集中できたかなと思います。金曜日にミスで飛び出してクルマを壊してしまって、全然走れなかったんですが、ぼく自身もこのコースを好きですし、チームとしても3年間の集大成のクルマを作ってきてくれたので、走る前から自信がありました。金曜日の午後も、スターターのトラブルで最後20分くらいアタックできませんでした。それでも予選はプッシュして、グリッドも予選1回目は良かったんです。2、3レース目のグリッドは良くなかったので、自分がこのレース勝てるとはあまり思っていませんでした。何か起きれば自分にチャンスがあるなと思ってたんでが、今でも信じられないです」
決勝2位 佐々木大樹(NDDP)
f3_r16_r_pc_sasaki  「トップスタートで、ギャリー選手もいなくなかったこともあって、普通にちゃんとスタート決めればいけるなと思っていました。スタートは比較的いいスタートが切れたんですけど、19号車が最初のペースが遅くて、午前中のレースも見てるのでアウトから行きたくないなというのもあって、後ろもそこまで来ていなかったので、そこをべたべたでくっついていったら、車速が乗らなくて、その間に千代選手にアウトから行かれてしまい、そこでレースが決まってしまったみたいな感じです。最初の方はプッシュして、なんとか抜こうと思ったんですけど、ダウンフォースが抜けてしまって。離れてからは後半、同じくらいのペースでいられたんですけど、やっぱりスタート直後の位置でいられなかったのが、今回勝てなかった原因だと思います。千代さんがチャンピオンを取るとか考えずに、ぼくが勝つことを考えていたので、最低でもファステストは取りたいなというのもあったし、プッシュし続けました。今年で一番のレースができたと思うんですが、最後は2連勝で終わりたかったです」
決勝3位 中山雄一(トムス)
f3_r16_r_pc_nakayama  「6番スタートで、1台いないことで5番スタートになったんですが、昨日のレースから流れは良くなくて、昨日タイムを出せなかったことが今日のグリッドです。午前中は勝てるレースだったんですが、前のクラッシュがあって、まぁ、しょうがないことです。そこで勝てれば第2レースの流れも変わったと思うんですけど、流れが良くない週でした。1周目、2周目でホンダの2台をかわすことができましたが、マシンのペースは良くなかったです。午前中のレースをしっかり走れていれば、修正もできたんじゃないかと思います。それ以上順位を上げることができず、3番手でレースを終えました。クルマはチームの方が一生懸命直してくださって、レースに間に合って走れたことだけでもうれしかったんですけど、流れは良くなかったです。練習中からセッティングを変えていくとしっかりタイムにも現れて、練習はいままでで一番いいフリー走行ができたんじゃないかと思います。予選もマシンはかなり良かったですし、そこで赤旗だったりで、予選から流れがよくない週末でした」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI


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